YouTubeの概要欄テンプレートの作り方
AIで型を作って毎回埋める
動画を編集し終えて、書き出して、アップロードして、最後に概要欄。ここまで来ると、もう力が残っていません。「あとで書く」と空欄のまま公開して、そのまま忘れた動画が何本もあります。
概要欄は、毎回ゼロから書くものではありませんでした。動画ごとに変わる部分は3か所くらいで、あとは毎回同じです。だから、型を1つ作って、3か所だけ埋める方式にしました。型を作るところだけAIに手伝わせています。
この記事は、その型の中身と、AIへの頼み方、そして概要欄に書いてはいけないものの話です。私のチャンネルの再生数がどう変わったかは、この記事では書きません。概要欄で数字が動いたと言える根拠を、私は持っていないからです。
ゼロから書くから、書き忘れる
私の概要欄の書き忘れは、だいたい次のものでした。
- チャンネルの説明——初めて見た人向けの1〜2行。毎回同じなのに、毎回書き忘れる
- 関連動画のリンク——「前回の動画はこちら」を入れ忘れて、視聴者が次に進めない
- 使った道具の一覧——コメントで「何を使っていますか」と聞かれて、毎回返信で答えていた
- PR表記——商品リンクを入れた回に、表記を忘れた
全部、「毎回同じ」か「毎回同じ形」のものです。動画ごとに考える必要がないものを、毎回考え直していたから抜けていました。
概要欄の型【固定部分と可変部分】
| 部分 | 中身 | 毎回 |
|---|---|---|
| ①冒頭の1〜2行 | この動画で何が分かるか | 書く |
| ②目次(タイムスタンプ) | 「0:00 導入」の形で区切り | 書く |
| ③使った道具・材料 | 一覧。商品リンクがあればここ | 動画ごとに入れ替え |
| ④関連動画 | 前回・次回・まとめ再生リスト | リンクだけ入れ替え |
| ⑤チャンネルの説明 | 誰が・何を・どんな頻度で | 固定 |
| ⑥PR表記・免責 | 商品リンクがある回のみ表記。作業系なら安全の注意 | 固定(条件つき) |
| ⑦タグ・ハッシュタグ | チャンネルの軸になる語を数個 | 固定+動画ごとに1〜2個 |
①②③が「毎回書く」で、④以降はほぼ固定です。固定部分を一度作ってしまえば、毎回の作業は①②③だけになります。
AIに型を作らせる【実際のプロンプト】
AIに頼むのは、型の「枠」を作るところだけです。中身(チャンネルの説明や道具の一覧)は自分で書きます。
・チャンネル:DIYや庭づくりの作業を記録する個人チャンネル(1人で運営)
・次の7つの部分を、この順で。毎回書き換える部分は【 】で空欄にしてください
①冒頭1〜2行 ②目次 ③使った道具 ④関連動画 ⑤チャンネル説明 ⑥PR表記・注意 ⑦ハッシュタグ
・⑤と⑥の文章は私が自分で書くので、「(ここに書く)」とだけ置いてください
・⑥には「商品リンクがある回だけ表示する」と注記を付けてください
・スマホで読むことを前提に、1段落は3行以内、部分の間は空行で
・再生数を増やす文言や、あおる言葉は入れないでください
「⑤⑥は自分で書く」と頼む理由は、AIに書かせると「〇〇を発信しています!ぜひチャンネル登録を!」のような、どのチャンネルでも同じ文が入るからです。チャンネルの説明は、自分の言葉でないと意味がありません。
「あおる言葉は入れないで」も同じで、頼まないと「必見!」「衝撃の」のような言葉が混ざります。
できあがった型の例
返ってきた枠に、自分で固定部分を入れた形です(固定部分の文章は省略しています)。
▼目次
0:00 【 】
【 】 【 】
▼使った道具・材料
・【 】
・【 】
▼関連動画
前回:【リンク】
まとめ再生リスト:(固定リンク)
▼このチャンネルについて
(自分で書いた固定の説明・3行)
※本動画の概要欄にはアフィリエイトリンクが含まれます(商品リンクがある回のみ)
※作業は自己責任で。安全に注意してください(固定)
#(固定タグ) #(固定タグ) #【動画ごと】
この型を、メモアプリに1つ保存しています。動画を上げるときは、これをコピーして【 】を埋めるだけです。
毎回埋める3か所
①冒頭の1〜2行
「この動画では〇〇を作ります。かかった時間は〇〇、材料費は〇〇です」のように、見る前に分かってほしいことを書きます。台本の冒頭をそのまま短くしたものが、たいてい使えます。台本の作り方はYouTube動画の台本をAIで作る方法【話が脱線する人へ】に書きました。
②目次(タイムスタンプ)
編集ソフトの区切りを見ながら、「0:00 導入」「1:20 材料の準備」のように書きます。「0:00」から始めないと目次として認識されないので、そこだけ注意です。細かい仕様は変わることがあるので、YouTubeの公式ヘルプで確認してください。
③使った道具・材料
動画に出てきたものを、出てきた順に。商品リンクを入れるなら、ここです。「コメントで聞かれるもの」を先回りして書くと、返信の手間が減りました。
商品リンクを入れるならPR表記
道具の一覧にアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトなど)を入れるなら、その動画の概要欄に、広告を含むことを表記します。私は型の⑥に「商品リンクがある回のみ」の注記を入れて、リンクを入れた回は必ず表示するようにしています。
表記の要件は、使っているプログラムの規約と、広告表示に関する公的な案内(消費者庁)で確認してください。私が判断できることではありません。型に組み込んでおけば、「入れ忘れ」だけは防げます。ブログ側でも同じ考え方で、記事にリンクがあれば冒頭に表記を入れています。
概要欄に書かないこと・AIに渡さないこと
概要欄に書かないこと
- 撮影場所が分かる情報——自宅の庭で撮っているなら、地名も最寄り駅も書きません。「関東のどこか」も書きません
- 家族の名前・顔が分かる説明——動画に子供の声が入ることがあっても、概要欄で名前を補いません
- 連絡先(個人のメールアドレス・電話番号)——問い合わせは、YouTubeの機能かブログの問い合わせフォームに寄せます
AIに渡さないこと
- チャンネルの管理画面のスクリーンショット——収益や視聴者の情報が写ります。型を作るのに要りません
- 視聴者からのコメントの原文——「よく聞かれること」を型に入れたいなら、要点を自分の言葉で書きます
- アフィリエイトのリンクそのもの——リンクは公開後に自分で貼ります。AIの出力にリンクを混ぜると、間違ったリンクがそのまま残ることがあります
公開前に自分で確かめること
- 【 】が残っていないか——空欄のまま公開したことがあります
- 目次の時刻が動画と合っているか——編集で尺を変えたあとに直し忘れる
- 関連動画のリンクが正しい動画に飛ぶか——前回の動画のリンクを更新し忘れると、2つ前に飛ぶ
- 商品リンクがある回に、PR表記が出ているか
- 場所や家族の情報が入っていないか
このチェックを、ブログの公開前チェックと同じように、メモアプリに入れています。型があっても、埋め忘れと更新忘れは起きるので、公開ボタンの前に1回見ます。
よくある質問
Q. 概要欄は長いほうがいいですか?
分かりません。私の型は、スマホで見て2〜3回スクロールする程度です。長さより、「道具は何か」「前回はどれか」がすぐ見つかることを優先しています。再生数との関係は、私には言えません。
Q. 動画ごとに概要欄を変えないと、検索に不利では?
①の冒頭と③の道具は動画ごとに違うので、全部同じにはなりません。固定部分が多いことが検索にどう影響するかは、私には分かりません。書き忘れをなくすことのほうが、私には確実な効果でした。
Q. コメント返信も型にできますか?
「よくある質問」への返信は、型にしています。そのあたりはClaude CodeでYouTube運営が楽になった話【コメント返信・概要欄・台本】に書きました。この記事は、その中の「概要欄」の型を、もう少し細かく書いたものです。
Q. ブログとYouTubeで、概要欄の役割は違いますか?
概要欄は、ブログの記事より「道具の一覧と次の動画への案内」に寄っています。ブログとYouTubeの両方をやるかどうかの話はYouTubeとブログの掛け持ち【両方ゼロから始めないほうがいい理由】に書いています。
Q. 型は1つでいいですか?
動画の種類が2つ以上あるなら、2つ作ります。私は「作業の記録」と「まとめ」で分けています。3つ以上になったら、型として機能しないので、そこで止めています。
- 概要欄の書き忘れは、毎回同じものを毎回考え直しているから起きる
- 型は①冒頭 ②目次 ③道具 ④関連動画 ⑤チャンネル説明 ⑥PR表記・注意 ⑦タグ。①②③だけ毎回書く
- AIには枠だけ作らせる。チャンネル説明と注意書きは自分で。あおる言葉は入れさせない
- 型はメモアプリに1つ。コピーして【 】を埋める
- 商品リンクを入れる回はPR表記を必ず。要件は規約と公的な案内で確認
- 撮影場所・家族の名前・個人の連絡先は書かない。管理画面やコメント原文はAIに渡さない
- 公開前に【 】の残り・目次の時刻・リンク先・PR表記を見る
概要欄の型を作ってから、動画の公開が「最後にひと山ある作業」ではなくなりました。3か所埋めて、チェックを1回見て、公開する。再生数が変わったかは言えませんが、「あとで書く」と空欄のまま忘れる動画は、なくなりました。

コメント