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YouTube動画の台本をAIで作る方法
話が脱線する人へ
台本なしで撮影していた頃、毎回こうなっていました。撮りながら考えて、話が脱線して、10分のつもりが15分になる。
そして編集で切ろうとすると、切れないのです。 前後がつながっているので、1か所抜くと話が通らなくなります。結果、長いまま出すか、撮り直すかになります。
台本を作るようにしてから、この繰り返しが止まりました。作るのはAIですが、任せ方にコツがあります。
台本なしで起きていた3つの問題
| 問題 | 何が起きるか |
|---|---|
| 話が脱線する | 予定より長くなり、編集で切れない |
| 同じことを繰り返す | 「さっき言いましたが」が増える |
| 大事なことを言い忘れる | 撮り終わってから気づく |
3つ目が一番痛いです。編集中に「肝心の手順を言っていない」と気づくと、撮り直すしかありません。子供が寝たあとの1時間で撮っているので、これはかなりこたえます。
台本は「読むもの」ではなく「骨格」
最初、台本を全文で作らせてしまい、失敗しました。読み上げると、明らかに不自然になります。
いまは「何をどの順で話すか」だけを作らせています。文章ではなく、話す順番のリストです。
台本=話す内容の骨格。言葉は自分のもの。
全文を書かせると、読み上げになります。骨格だけなら、自分の言葉で肉付けできるので、しゃべりが不自然になりません。
実際に使っているプロンプト
・テーマ:(例)鉢植えの植え替え
・視聴者:家庭菜園の初心者〜中級者
・長さ:8〜10分
【お願い】
・セリフは書かないでください。話す順番と、各パートの要点だけにしてください
・各パートにおおよその時間配分を入れてください
・私が伝えていない情報を追加しないでください(実際の作業内容は私が話します)
・言い忘れやすい項目があれば、最後に「確認リスト」として別枠で挙げてください
効いているのは太字の4つです。
- 「セリフは書かないで」——これがないと全文台本が出てきて、読み上げになります
- 時間配分——長くなりすぎるのを、撮る前に防げます
- 「私が伝えていない情報を追加しない」——これは必須です(次の章で書きます)
- 確認リストを別枠で——言い忘れ対策として、これが一番役に立ちました
確認リストが一番効いた
本編とは別に「これは言い忘れやすいのでは」という項目を挙げてもらいます。撮影前にこれを見ておくだけで、撮り直しが減りました。
出てくるのは「使った道具の名前を言っていない」「作業後の注意点に触れていない」といった、自分では当たり前すぎて飛ばしてしまう部分です。
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台本があって話の内容が良くても、音声が悪いと視聴継続率が下がります。手軽に使えるマイクへの投資が視聴者満足度に直結します。
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最初の30秒だけは別に作る
動画は最初の数十秒で見るかどうかが決まると言われます。ここだけは分けて考えています。
・この動画で何が分かるかを、具体的に伝える形にしてください
・誇張した表現は使わないでください(「絶対に」「誰でも」など)
・私が実際に経験していないことを書かないでください
2つ目の指定を入れているのは、放っておくと「絶対に失敗しない」「これさえ見れば完璧」のような言い方が出てくるからです。
釣るような言い方をすると、最初は見られても「思っていたのと違う」と離脱されます。 それに、自分が言っていて気持ちよくありません。
撮る前に自分で確認すること
- 手順が実際のやり方と合っているか——AIが一般論で補っていることがあります
- 数字(分量・日数・価格)が正しいか——ここは必ず自分で確認します
- 危険な手順が混ざっていないか——道具の扱い、薬剤、高所での作業など
- 自分が言えないことが入っていないか——やったことのない方法は話せません
1つ目が実際にありました。私がやっていない手順が、さも一般的な方法として台本に入っていたのです。そのまま話していたら、視聴者に間違ったことを伝えるところでした。
だから「私が伝えていない情報を追加しない」をプロンプトに入れています。それでも混ざることがあるので、撮る前に必ず読み返します。
AIに任せてはいけない部分
- やったことのない作業の手順——調べて話すなら、その旨を動画内で言うべきです
- 安全に関わる注意——道具や薬剤の扱いは、必ず公式の情報を確認してください
- 植物や生き物の扱い——地域や品種で変わります
- 実際の言葉づかい——チャンネルの雰囲気は自分のものです
特に2つ目です。「AIがそう言っていた」は、視聴者に対する説明になりません。 自分で確認したことだけを話す、というのは台本を使うようになってから、より意識するようになりました。
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やってみて変わったこと
数字については、正確に出せる形で整理できていないので、ここでは書きません。体感として変わったことを書きます。
| 変わったこと | 変わらなかったこと |
|---|---|
| 撮り直しが減った | 撮影そのものの時間 |
| 予定した長さに収まるようになった | 編集の手間 |
| 言い忘れが減った | しゃべりの上手さ |
| 撮影前の憂うつさが減った | 企画を考える時間 |
一番大きかったのは、実は最後の項目です。「何を話すか決まっている」状態で撮影に入れるので、始めるのが楽になりました。
逆に、編集の手間は変わっていません。ここは別の話です。
よくある質問
Q. 台本を全部書いてもらってはだめですか?
読み上げになるのでおすすめしません。骨格だけにして、言葉は自分のものにするほうが、自然に話せます。
Q. 台本どおりに話せません
話さなくていいと思っています。順番さえ守れば、言い方は変えて問題ありません。 むしろ変えたほうが自然です。
Q. 台本を作るのにどれくらいかかりますか?
骨格だけなら数分です。ただし撮る前の確認に10分ほどかけています。 ここは省けません。
Q. 他のYouTube作業にもAIは使えますか?
使えます。概要欄やコメント返信も含めた全体の使い方はClaude CodeでYouTube運営が楽になった話に、サムネイルのコピーはAIでYouTubeサムネイルのキャッチコピーを量産する方法にまとめました。
Q. 撮影を続けるコツはありますか?
撮影と編集の運用は子育てパパがYouTubeを続けられる撮影ルーティンに分けて書いています。
- 台本なしだと①脱線して長くなる ②繰り返す ③言い忘れる
- 台本は「読むもの」ではなく「話す順番の骨格」
- プロンプトに「セリフは書かないで」を入れる(全文だと読み上げになる)
- 時間配分を入れさせると、撮る前に長さを抑えられる
- 「私が伝えていない情報を追加しない」は必須(一般論を混ぜてくる)
- 「言い忘れやすい項目の確認リスト」を別枠で出させるのが一番効いた
- 最初の30秒は別に作る。ただし誇張した表現は使わせない
- 撮る前に手順・数字・安全・自分が言えるかを必ず確認する
- 変わったのは撮り直しの回数と、着手のしやすさ。編集の手間は変わらない
台本を作る目的は、上手に話すことではありませんでした。撮り直しをなくすことです。限られた時間で撮っている身としては、そこが一番効きました。


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