副業ブログの確定申告【2026年】20万円ルールと会社バレ対策

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TAX & MONEY

副業ブログの確定申告
20万円ルールと会社バレ対策

📅 2026年8月更新
⏱ 読了約11分
🔖 確定申告 / 副業 / 会計ソフト
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アイタロウ(3児のパパサラリーマン)
副業ブログを始めたばかりで、初めての確定申告をこれから迎える会社員。「何が分からないのかも分からない」状態から調べ直した内容をまとめています。専門家ではないので、判断が必要な部分は税務署に確認しています。
⚠️ 最初にお読みください(免責事項)

この記事は個人の体験談と一般的な情報の紹介です。私は税理士ではありません。税額や経費の最終的な判断は、収入の状況・自治体・年度によって変わります。必ず税務署または税理士にご確認ください。国税庁のサイト(www.nta.go.jp)にも公式の解説があります。

副業ブログを始めて最初に不安になるのが「確定申告、しなきゃダメなんだよね……?」という話です。

私も最初は完全に手探りでした。ただ、腰を据えて調べてみて分かったのは、不安の正体はほとんど「知らないこと」であって、手続きそのものは思ったより単純だということです。

この記事では、私がつまずいた順番どおりに、①申告が必要かどうかの判断 ②会社にバレたくない場合の対応 ③青色と白色の選び方 ④経費の範囲 ⑤会計ソフトの選び方——をまとめます。

確定申告が必要かどうかの判断(20万円ルール)

会社員の副業でよく言われる「20万円ルール」は、正確にはこういう内容です。

✅ 所得税の確定申告が必要になる条件(会社員の場合)
  • 給与を1か所から受けていて
  • 給与所得・退職所得以外の所得の合計が年20万円を超えるとき

ここでいちばん大事なのは、20万円は「売上」ではなく「所得」だという点です。

IMPORTANT
所得 = 収入 − 経費
たとえばアフィリエイト収入が年25万円あっても、サーバー代・ドメイン代・AIツール代などの経費が8万円かかっていれば、所得は17万円。この場合は20万円以下なので、所得税の確定申告は不要ということになります。「売上25万円だから申告だ」と焦る必要はありません。

逆に言えば、経費をきちんと記録していないと、本来払わなくていい税金を払うことになります。領収書とクレジットカードの明細は、収益が出る前から保存しておくのが正解です。

20万円以下でも「住民税の申告」は必要

ここが、私がまったく知らなかったところです。

20万円ルールはあくまで所得税の話であって、住民税には20万円ルールがありません。所得税の確定申告をしない場合でも、副業の所得があるならお住まいの市区町村へ住民税の申告が必要になります。

⚠️ 「20万円以下だから何もしなくていい」は間違い

所得税の申告が不要でも、住民税の申告は別途必要です。手続きは市区町村の窓口(税務課など)で、確定申告よりずっと簡単です。なお確定申告をした場合は、その情報が自治体に共有されるので住民税の申告は不要です。二重にやる必要はありません。

会社にバレたくない人がやること

副業の確定申告で、いちばん検索されているのがこの話だと思います。私も真っ先に調べました。

そもそもなぜ会社に伝わる可能性があるのかというと、住民税の金額を経由するからです。会社は給与から住民税を天引き(特別徴収)しています。副業の所得があると住民税が増えるので、会社の経理が「給与の割に住民税が多い」と気づく可能性がある、という仕組みです。

1
確定申告書の第二表を開く
「住民税・事業税に関する事項」という欄があります。会計ソフトを使っている場合も、この項目は必ず確認画面に出てきます。
2
「自分で納付」を選ぶ
「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」で「自分で納付」(普通徴収)にチェックを入れます。これで副業分の住民税は、会社経由ではなく自宅に届く納付書で払う形になります。
⚠️ 100%確実な方法ではありません

自治体によっては、事務処理の都合で普通徴収を受け付けず特別徴収になるケースがあります。確実を期すなら、申告後に市区町村の税務課へ「普通徴収になっているか」を電話で確認するのが安心です。また、そもそも就業規則で副業が禁止されていないかを先に確認してください。隠す技術の話より、こちらのほうが大事です。

青色申告と白色申告、どちらを選ぶか

確定申告には青色と白色の2種類があります。ざっくり言うと「手間をかけると控除が増える」のが青色です。

白色申告 青色申告
事前の届出 不要 必要(開業届+青色申告承認申請書)
帳簿 簡易な記帳 複式簿記(10万円控除なら簡易でも可)
特別控除 なし 10万円 / 55万円 / 65万円
向いている人 収入が少ないうち 年間の所得がまとまってきた人

65万円の控除を受けるには、複式簿記での記帳・期限内の申告に加えて、e-Tax による電子申告か電子帳簿保存が必要です(これがない場合は55万円)。会計ソフトを使えば複式簿記もe-Taxも自動でやってくれるので、実質的なハードルはそれほど高くありません。

⚠️ 青色申告は「申請の期限」が命

青色申告をするには、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を出しておく必要があります(その年に新しく開業した場合は、開業日から2か月以内)。申告のときに「やっぱり青色で」とはできません。ここを逃すとその年は白色確定です。私はこの期限を知らないまま副業を始めていたので、調べていて青くなりました。

副業ブログは「事業所得」?「雑所得」?

実はここが青色申告より前の分かれ道です。雑所得に区分されると、青色申告特別控除は使えません

国税庁の考え方では、収入金額が300万円以下で帳簿書類の保存がない場合は、原則として雑所得として扱われます。逆に言えば、きちんと帳簿をつけて保存していることが、事業所得として扱われるための土台になります。

「まだ数千円しか稼げていないのに帳簿なんて」と思うかもしれません。でも会計ソフトを入れて銀行口座を連携しておけば、記帳はほぼ自動です。収益がまだ小さいうちから入れておくほうが後で楽——これが調べた末の結論です。

経費になるものリスト

私が実際に計上しているもの、判断が分かれるものを分けて書きます。

項目 経費扱い 備考
レンタルサーバー代 ○ 経費 ブログ用途のみ
ドメイン代 ○ 経費 同上
AIツールの月額(Claude等) ○ 経費 副業に使う分
WordPressの有料テーマ ○ 経費 ブログ用途
書籍・教材費 ○ 経費 副業に関連するもの
有料画像・素材 ○ 経費 記事に使うもの
スマホ・パソコン代 △ 按分 仕事とプライベートの割合で分ける
自宅の家賃・電気代 △ 按分 作業スペースの面積・時間で按分
カフェでの飲食代 △ 条件次第 作業実態があれば一部。私は計上していません

「按分(あんぶん)」は、仕事とプライベートで共用しているものを割合で分ける考え方です。たとえばパソコンを副業に3割使っているなら、購入額の3割を経費にする、という具合です。この割合は自分で説明できる根拠が必要なので、極端な数字は避けたほうが無難です。

なお、10万円以上のパソコンなどは一括で経費にできず、減価償却という形で複数年に分けるのが原則です(青色申告なら30万円未満まで一括できる特例があります)。このあたりは判断が難しいので、金額が大きいものを買ったときは税務署に聞くのが早いです。

AIをどう使ったか

確定申告でいちばん困るのは「何がわからないのかがわからない」状態です。ここでAIが役に立ちました。

会社員が副業ブログで収入を得た場合、経費として認められやすいものを教えて。判断が分かれるものは分けて書いて。
経費として認められやすいもの:サーバー代、ドメイン代、AIツールの月額、ブログ関連の書籍、有料テーマ、有料素材。

判断が分かれるもの(按分が必要):パソコン・スマホ、自宅の家賃・光熱費、通信費。

いずれも「事業との関連性を自分で説明できること」が前提です。最終的な判断は税務署または税理士にご確認ください。

こうして質問すべき項目を洗い出してから税務署に電話すると、話が早いです。税務署は無料で相談に乗ってくれますが、「何を聞けばいいか」が整理されていないと時間がかかります。AIはその下準備に向いています。

⚠️ AIの税務回答をそのまま信じない

税制は毎年変わりますし、AIは古い情報や一般論を自信たっぷりに答えることがあります。AIは「調べる項目の整理役」までと割り切り、金額や可否の判断は必ず国税庁のサイト・税務署・税理士で裏を取ってください。ここを省略すると、後から修正申告が必要になります。

会計ソフト3社を料金で比較

副業の確定申告を自力でやるなら、会計ソフトはほぼ必須です。手書きでやる時間があるなら記事を1本書いたほうがいいです。

主要3社の料金を、2026年8月時点の公式サイトで確認しました(すべて税抜・個人事業主向けの最安プラン)。

サービス 最安プラン 年払い 月払い
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ 月換算900円(年10,800円) 1,280円
freee会計 スターター 月換算980円(年11,760円) 1,780円
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 年11,800円
初年度無料キャンペーンあり
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弥生は初年度無料のキャンペーンを実施していることが多く、初めての確定申告を実質0円で試せるのが強みです。副業の収益がまだ小さいうちは、ソフト代のほうが高くつくこともあります。まず無料で1年通してみて、続きそうなら他社と比較する——という順番が失敗しにくいです。※キャンペーン内容は変わるので、申し込み前に公式サイトで必ず確認してください。

3社の性格の違いはこんな感じです。

  • freee——簿記の知識がなくても、質問に答えていく形で申告書が完成します。「借方・貸方」を一度も見たくない人向け
  • マネーフォワード——銀行・カードの自動連携が強力で、最安。ただし最安のミニプランは消費税申告に非対応(副業ブログの規模ならまず不要です)
  • 弥生——シェアが大きく解説記事が多いので、詰まったときに検索で答えが見つかりやすい。初年度無料も大きい

どれを選んでも確定申告はできます。「乗り換えコストを気にして悩む時間」のほうがもったいないので、無料期間で触ってみて、画面が気持ちよく感じたほうを選べば十分です。

💻 「質問に答えるだけ」型を試すなら

簿記の言葉を見たくない方は、freee会計から触ってみるのが分かりやすいと思います。無料で試せるので、画面の感触を確かめてから決められます。

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記事で紹介した会計ソフト。副業収入が増えてきたら、クラウド会計ソフトで管理すると確定申告が格段に楽になります。

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私が実際にやっている準備

1
領収書と明細を「月末に5分」でまとめる
サーバー・ドメイン・AIツールの領収書をメールから拾って1か所に入れるだけです。年末に1年分をまとめて探すのが最悪のパターンだと聞いたので、最初から月末の習慣にしました。ASPの支払明細も、発生したらその都度保存しています。
2
会計ソフトに口座とカードを連携する
副業用の口座とクレジットカードを連携すると、明細が自動で取り込まれます。副業用に口座・カードを分けておくと、この作業が劇的に楽になります。プライベートと混ざっていると1件ずつ仕分けることになります。
3
分からない項目をAIで洗い出し、税務署に電話する
確定申告期(2月中旬〜3月中旬)は電話が混みます。1月中に聞いておくとスムーズでした。
4
e-Taxで提出する
マイナンバーカードとスマホがあれば自宅から提出できます。会計ソフトから直接送信できるので、税務署に行く必要はありませんでした。第二表の「自分で納付」のチェックだけは、送信前に必ず確認してください。

調べていて「危なかった」と思ったこと

私はまだ副業を始めたばかりで、確定申告は初めてです。調べる過程で「知らないままだと確実に損していた」と感じた点を、正直に書きます。

  • 青色申告承認申請書に期限(3月15日)があることを知らなかった——申告のときに選べるものだと思い込んでいました。知らなければ自動的に白色で、控除を丸ごと逃すところでした
  • プライベートのカードで経費を払っていた——このままだと明細から副業分を1件ずつ拾う羽目になると気づき、副業用に分けました
  • 領収書を保存していなかった——「まだ収益ゼロだし関係ない」と思っていました。経費は収益が出る前の分も計上できるので、捨てていた分は純粋な損です

どれも「知っていれば防げた」ものばかりです。逆に言えば、この記事を読んでいる方は、私と同じところでつまずかずに済みます。

よくある質問

Q. 副業の収益がまだゼロですが、何かやることはありますか?

領収書・明細を保存する習慣だけつけておいてください。赤字であっても、事業所得として申告できれば給与所得と損益通算できる場合があります(雑所得ではできません)。判断は税務署にご確認を。

Q. 開業届は出すべきですか?

青色申告をするなら必須です。提出は無料で、書式もシンプルです。ただし出すと失業給付の扱いなどに影響する場合があるため、気になる方は事前に確認してください。

Q. 申告しないとどうなりますか?

本来納めるべき税金に加えて、無申告加算税や延滞税が上乗せされます。ASPからの支払いは記録が残るので「バレない」前提で考えないほうがいいです。

Q. 税理士に頼むといくらですか?

副業規模だと数万円〜が目安です。副業の所得が数十万円の段階では、会計ソフト+税務署の無料相談で足りるケースが多いと思います。

Q. 経費のレシートは紙で保管が必要ですか?

電子帳簿保存法の要件を満たせばデータ保存でOKです。会計ソフトのファイル保存機能を使うのが手軽です。

まとめ

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Claudeと合わせて手元に置いておくと安心。「どこまでが経費か」「住民税はどう処理するか」がQ&A形式でわかります。

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📝 この記事のまとめ
  • 20万円ルールの「20万円」は売上ではなく所得(収入−経費)
  • 20万円以下でも住民税の申告は必要(確定申告をすれば不要)
  • 会社に知られたくないなら、第二表で「自分で納付」を選ぶ。ただし確実ではない
  • 青色申告は3月15日までの事前申請が必要。逃すとその年は白色
  • 帳簿を保存していないと雑所得扱いになり、青色申告特別控除が使えない
  • 会計ソフト最安はマネーフォワード(月換算900円・税抜)。1年目は弥生の初年度無料が試しやすい
  • 領収書は収益が出る前から保存する。副業用の口座とカードを分けておくと申告が劇的に楽になる

確定申告は「怖いもの」ではなく、単なる年に1回の事務作業です。仕組みさえ分かってしまえば、準備さえしておけば半日で終わる作業です。

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