Claude CodeでSearch Consoleの
CSVを分析する
Search Consoleは、登録すると数字が見られます。でも、画面を眺めているだけでは「どの記事を直せばいいか」までは分かりません。
私のブログは、検索からの流入が3か月でクリック数回です。この段階で知りたいのは「どの記事が、どんな言葉で、検索結果に出たことがあるか」の一点です。表示回数が1回でも出た記事は、Googleが何かの言葉で候補に入れた記事だからです。
この作業を、Search Consoleから書き出したCSVをClaude Codeに渡してやってみました。プログラムは書いていません。日本語で頼んだだけです。この記事は、その手順と、頼み方と、渡す前に気を付けたことです。
何を知りたいのか【表示回数が出た記事】
Search Consoleには4つの数字があります。クリック数、表示回数、CTR(クリック率)、平均掲載順位です。数字の意味はSearch Consoleの見方【4つの数字の意味と実際の数値を公開】に書きました。
始めたばかりのブログでは、クリック数はほぼ0です。だから見るのは表示回数です。表示回数が出た記事は「検索結果のどこかに出た」記事で、そこにはGoogleが拾った言葉があります。それを知りたい。
ただ、Search Consoleの画面は「ページ」の表と「クエリ(検索された言葉)」の表が別々です。「この記事は、この言葉で出た」を一覧にするには、自分で組み合わせる必要があります。ここが面倒なので、Claude Codeに任せました。
①Search ConsoleからCSVを書き出す
「ページ」の表と「クエリ」の表は別々で、「どのページがどのクエリで出たか」は入っていません。組み合わせを知りたいページは、Search Consoleの画面でそのページをクリックして絞り込んでから、もう一度エクスポートします。手順④で書きます。
②フォルダに置いて、Claude Codeを開く
デスクトップに「gsc」のようなフォルダを作り、zipを開いて出てきたファイルをそのまま入れます。Claude Codeは、開いたフォルダの中のファイルを読めるので、ファイルを渡す作業は「フォルダに置く」だけです。
ターミナルでそのフォルダに移動して、Claude Codeを起動します。インストールと最初の起動でつまずいた話はClaude CodeをMacに入れるまでに詰まった話【素人の実録】に書いています。
フォルダには、Search Consoleのファイル以外を入れません。理由は「渡してはいけない情報」の章で書きます。
③日本語で頼む【実際のプロンプト】
私が最初に打った頼み方は、ほぼこのままです。
「ページ」のファイルから、表示回数が1以上のページを、表示回数の多い順に表にしてください。
列は「ページ・クリック数・表示回数・CTR・掲載順位」で、クリック数が0のページには印を付けてください。
・数字は変えないでください
・ファイルにないページを足さないでください
・結果は表で見せるだけで、ファイルは作らないでください
これで、表示回数が出た記事の一覧が返ってきます。私の場合、表示回数が出た記事は数えるほどしかなく、一覧はすぐ読める長さでした。「クリック0の印」が付いた記事が、タイトルを直す候補です。
「ファイルは作らないで」を入れているのは、最初は結果を見るだけにしたいからです。表として残したくなったら、そのときに「この表をファイルにして」と頼めば済みます。
2回目以降の頼み方
一覧が出たら、続けて聞きます。「掲載順位が10位以内のページはありますか」「表示回数の合計はいくつですか」のように、画面で目で数えると面倒なことを、会話で聞く使い方です。数字の集計はClaude Codeが得意で、私が電卓で数えるより確実でした。
④「どの言葉で出たか」を調べる
表示回数が出た記事が分かったら、次は「その記事がどの言葉で出たか」です。ここは書き出しの仕組み上、記事ごとにもう一手間かかります。
- Search Consoleの「ページ」タブで、調べたい記事のURLをクリックする(そのページで絞り込まれます)
- 「クエリ」タブに切り替える。そのページが出た検索語だけが並びます
- 右上の「エクスポート」で書き出し、ファイル名を「クエリ_記事名」のように変えて同じフォルダに入れる
記事が数本なら、これを記事ごとに繰り返します。全部入れたら、Claude Codeに頼みます。
記事ごとに「検索語・表示回数・掲載順位」を並べた表を作ってください。
・記事名はファイル名から取ってください
・検索語は書き換えないでください。集計もしないでください
・「この記事にはこの言葉が合いそう」のような推測は書かないでください
「推測は書かないで」を入れる理由は、頼まなくてもClaude Codeが「このキーワードで記事を書くと良さそうです」と提案してくるからです。提案はもっともらしいですが、根拠は私のCSVだけです。判断は自分でします。
ここで見えるのは「記事のタイトルにない言葉で表示されている」ような気づきです。それをタイトルに入れるかどうかは、実際にその言葉で検索して、上位の記事を見てから決めています。
⑤画面と突き合わせる
Claude Codeが出した表は、必ずSearch Consoleの画面と突き合わせます。全部ではなく、上位3行の数字が画面と同じかを見るだけです。
私が実際に出会ったずれは、次の2つでした。
- CTRの表記——CSVでは「7.7%」のような文字なので、Claude Codeが数字として扱えず、並べ替えがおかしくなった。「CTRは文字のままでいい」と頼み直した
- URLの末尾——同じ記事が「/」あり・なしで2行に分かれた。「末尾のスラッシュは同じページとして扱って」と頼み直した
どちらも、画面と見比べなければ気づけませんでした。Claude Codeは正しく動いたつもりで、間違った表を出します。それは道具の問題ではなく、頼み方の問題なので、頼み直せば直ります。Claude Codeに任せて失敗した例はClaude Codeの失敗例5つ|AIに任せてはいけないことにまとめています。
渡してはいけない情報
Search Consoleの書き出しは、自分のブログのURLと検索語と数字だけなので、そのまま渡して大きな問題はありません。それでも次のことに気を付けています。
- Search Consoleのログイン情報——「代わりに見てきて」はさせません。CSVは自分で書き出します
- 「クエリ」に入っている他人の名前——検索語に個人名が混ざることがあります。渡す前にファイルを開いて、あれば行ごと消します
- フォルダに別のファイルを入れない——Claude Codeは開いたフォルダの中を読めます。家計簿や仕事の資料と同じフォルダで作業しません
- GA4(アナリティクス)の書き出し——GA4は訪問者単位の情報を含むことがあります。Search Consoleとは分けて、今回は渡していません
最終確認は自分でやる
Claude Codeが「表示回数が出た記事は5本です」と言っても、Search Consoleの画面で同じ5本が並ぶかを見るまでは信じません。10分の作業を、確認の2分が支えています。
よくある質問
Q. Excelやスプレッドシートでも同じことができますか?
できます。表示回数で並べ替えて、クリック0に色を付けるだけなら、スプレッドシートのほうが早い人も多いと思います。私がClaude Codeを使うのは、「順位10位以内はある?」のような質問を、会話で続けて聞けるからです。関数を調べる時間が要りません。
Q. 表示回数が全部0だったらどうすれば?
分析の前に、サイトが検索エンジンに認識されているかを疑ってください。SSL・Search Consoleの登録・サイトマップ・検索避け設定の確認です。私も最初は全部0で、原因は記事ではなくサイト側でした。
Q. 毎月やるべきですか?
私は月1回にしています。それ以上やっても数字が動かないからです。毎月の作業を仕組みにする話は、別の記事で書く予定です。この記事は「初めて1回やる」ための手順です。
Q. Claude Codeが勝手にファイルを書き換えたりしませんか?
Claude Codeは、ファイルを変える前に確認を求めてきます。私は「結果は表で見せるだけで、ファイルは作らないで」と最初に頼んでいるので、CSVが書き換わることはありませんでした。それでも、元のzipは別の場所に残しておきます。
Q. 有料のSEOツールのほうが良くないですか?
収益0円の段階で月額の道具を足すつもりはありません。Search Consoleは無料で、自分のサイトの本当の数字が見られます。まずはこれで足りるかを確かめてからだと思っています。
- 始めたばかりのブログで見るのは表示回数。1回でも出た記事はGoogleが拾った記事
- ①「検索パフォーマンス」→過去3か月→エクスポート→CSV。ページとクエリの表は別ファイル
- ②専用フォルダに置いて、そのフォルダでClaude Codeを開く。他のファイルは入れない
- ③「表示回数1以上を多い順・クリック0に印・数字は変えない・ファイルは作らない」と日本語で頼む
- ④「どの言葉で出たか」はページで絞り込んでから再エクスポート。推測は書かせない
- ⑤上位3行を画面と突き合わせる。CTRの「%」と末尾スラッシュでずれた
- ログイン情報・他人の名前が入った検索語・GA4の書き出しは渡さない
- 次に直す記事は「表示あり・クリック0」。判断は自分、集計はClaude Code
Claude Codeを使ったからといって、検索の数字が増えるわけではありません。増えるのは「どの記事を直せばいいか」が分かる速さだけです。私のブログはまだ表示回数が出た記事が数えるほどですが、その数本に集中できるようになったのは、この10分の作業のおかげです。

コメント