ブログ記事の構成テンプレート
書く前に決める3つ
記事を書き始めたのに、途中で手が止まる。書き終えたら、何が言いたいのか自分でも分からない。
私はこれを何十回もやりました。2026年5月にブログを始めてから、書きながら考える癖が抜けず、結局79記事を全部リライトすることになりました。
リライトしながら気づいたのは、直しづらい記事には共通点があることです。誰に向けて、何を持ち帰ってもらう記事なのかが、書く前に決まっていない。文章の上手い下手ではありませんでした。
この記事では、いま私が使っている記事の構成テンプレートと、書く前に決める3つのことをそのまま書きます。今日から真似できる形にしました。
構成を先に決める理由
書きながら考えると、次の3つが必ず起きます。
- 脱線する——書いているうちに思い出した話を足して、テーマがずれる
- 長くなる——削る基準がないので、書いたものを全部残してしまう
- 結論がない——最後まで書いても「で、どうすればいいの?」に答えていない
私の初期の記事はこの3つが全部そろっていました。「Claude Codeを使ってみた話」のように、自分が書きたいことを書きたい順に並べていたからです。
構成を先に決めると、書く作業が「考える」から「埋める」に変わります。手が止まる回数が目に見えて減りました。時間を計ったわけではないので数字は出せませんが、書き終えたあとに「言いたいことが入っていない」と気づく事故は、ほぼなくなっています。
書く前に決める3つ
見出しを考える前に、この3つをメモ帳に1行ずつ書きます。3分で終わります。
①誰の、どんな悩みか
「ブログ初心者」では広すぎます。「記事を書き始めても途中で止まる人」のように、悩みの場面まで書きます。この1行が決まると、入れる話と入れない話の線が引けます。
②読み終えたあとに、何ができるようになるか(1つだけ)
持ち帰ってもらうものは1記事に1つにします。「構成テンプレートを使って、次の記事の見出しを作れる」のように、行動で書きます。2つ以上あるなら、記事を分けます。
③結論を1行で
この記事なら「書く前に3つ決めて、テンプレートの見出しを埋めれば、途中で止まらない」です。この1行が導入の最後と、まとめの最初に入ります。結論が1行で書けないときは、まだ書く準備ができていません。
できるようになること:次の記事の見出しをテンプレートで作れる
結論1行:書く前に3つ決めて、見出しを埋めれば止まらない
この3行を、原稿の一番上に貼っておきます。書いている途中で迷ったら、この3行に戻ります。公開時に消すだけです。
見出しの構成テンプレート
3つが決まったら、見出しをテンプレートに当てはめます。私が使っている型はこれです。
h2 ①なぜそうなるのか(原因・背景)
h2 ②結論と、その理由
h2 ③やり方(手順は h3 で分ける)
h2 ④やってみて分かったこと(正直な結果)
h2 ⑤注意点・やってはいけないこと
h2 ⑥AIを使うなら(使う場面・渡さない情報)※AIの話のときだけ
h2 よくある質問(h3 で4〜5個)
h2 まとめ(箇条書き)+ 締めの1段落 + 次に読む記事
全部の記事でこの順番を守る必要はありません。ただ、「原因 → 結論 → 手順 → 結果 → 注意点」の流れは崩さないようにしています。読む人が知りたい順番だからです。
導入の書き方そのものは別の記事にまとめる予定なので、ここでは「結論1行を導入の最後に置く」ことだけ覚えてください。
④「やってみて分かったこと」は正直に書く
ここが一番大事だと思っています。私のブログは収益0円で、検索からの流入も3か月でクリックが数回です。それでも、その数字をそのまま書きます。「効果があった」と書きたくなりますが、確かめていないことは書きません。
結果が出ていないなら「まだ分からない」と書けばいい。正直に書いた記事のほうが、あとで直すときに困りません。
h2とh3の組み方
見出しの階層は、次のルールで決めています。
| 見出し | 役割 | 目安 |
|---|---|---|
| h2 | 話の区切り。それだけ読んでも意味が通る | 1記事に6〜8個 |
| h3 | h2の中の手順・項目・質問 | 1つのh2に2〜5個 |
| h4以下 | 使わない。必要なら箇条書きにする | 0個 |
h2は「章」、h3は「その章の中の箇条書き」と考えると迷いません。手順が3つあるなら、h2「やり方」の下にh3を3つ並べます。h3の中にさらに段階があるなら、番号付きの箇条書きにします。
h2の数が5個以下なら、話が浅いか、まとめすぎています。9個を超えるなら、記事を2つに分けられないか考えます。
見出しの文字は「読む人の言葉」で
「考察」「所感」のような自分の言葉ではなく、「なぜ手が止まるのか」「書く前に決める3つ」のように、読む人が知りたいことをそのまま見出しにします。検索する人が打ち込む言葉に近づくので、検索にも効きます。
タイトルの付け方はブログ記事のタイトルの付け方【型5つと実際の改善例つき】に書きました。見出しも考え方は同じです。
書く前の「h2だけ読み」チェック
見出しが並んだら、本文を書く前にh2とh3だけを上から読みます。ここで次の3つを確認します。
- 見出しだけで、結論1行にたどり着くか——たどり着かないなら、途中の章が足りない
- 「誰の悩み」に関係ない章がないか——あるなら消す。惜しくても消す
- 同じ話が2つの章に分かれていないか——あるなら1つにまとめる
この段階で見出しを直すのは1分です。本文を書いてから直すと、書いた文章を捨てることになります。私はそれを79記事分やったので、ここは強く言いたいところです。
そのリライトで実際に何を直したかはブログのリライトのやり方【AI活用・実際の手順とチェックリスト】にあります。
AIの使いどころ【見出し案まで】
私はClaudeを使っていますが、使うのは見出し案を出させるところまでです。本文は自分で書きます。
理由は単純で、本文をAIに書かせると「やってみて分かったこと」の章が書けないからです。AIは私の経験を知りません。もっともらしい体験談を作られると、それが一番困ります。
見出し案を出させるプロンプト
・1パターンにつきh2は6〜8個
・「原因 → 結論 → 手順 → 結果 → 注意点」の順番を守ってください
・本文は書かないでください。見出しだけです
誰の悩み:(自分で書いた1行)
できるようになること:(自分で書いた1行)
結論1行:(自分で書いた1行)
3パターン出させて、気に入った見出しをつまみ食いして並べ直します。1パターンをそのまま使うことはほぼありません。自分で並べ直す作業が、構成を頭に入れることになります。
やらせないと決めていること
- 本文を書かせる——体験談を作られる。直すほうが時間がかかる
- 「誰の悩み」を決めさせる——ここを外注すると、誰にも刺さらない記事になる
- 結論を決めさせる——結論は自分の経験から出るもの。AIには出せない
頼み方の基本はプロンプトとは?AIへの頼み方のコツ7つ【NG例・OK例つき】にまとめています。
AIに渡してはいけない情報
見出し案を頼むだけなら、渡す情報はほとんどありません。それでも、次のものは入れないようにしています。
- 会社の業務内容や社名が分かる話——仕事のネタを記事にするときは、一般化してから渡す
- 家族の氏名・学校名・地名——「上の子」「小学生」で足ります
- 他人から聞いた話——本人の了解がないものは、記事にも書きません
- 未公開の数字——収益や検索のデータは、公開すると決めたものだけ
最終確認は自分でやる
AIが出した見出しには、私がやっていないことが平気で混ざります。「効果を検証した結果」のような見出しが出てきたら、その章は書けないので消します。
見出しを並べ終えたら、もう一度「h2だけ読み」をします。自分の経験で埋められる章だけが残っているかを確認してから、本文に入ります。
よくある質問
Q. 3つ決めるのに時間がかかります
3分で決まらないなら、そのネタはまだ書く時期ではないと判断しています。「誰の悩みか」が出てこないネタは、自分が書きたいだけのネタであることが多いです。メモに残して、寝かせます。
Q. 体験談がない記事はどうしますか?
「④やってみて分かったこと」を「④まだやっていないこと・分からないこと」にします。知らないことを知らないと書くだけで、記事の信頼度は落ちません。むしろ、調べただけの記事より正直です。
Q. 文字数の目安はありますか?
私は3,500〜4,500字を目安にしています。ただし文字数は結果であって目標ではありません。テンプレートの章を埋めると、だいたいこの長さになるというだけです。足りないから伸ばす、ということはしません。
Q. 音声で話したメモから記事にできますか?
できます。ただ、話した順番のままだと構成が崩れるので、文字起こしを見出しテンプレートに振り分ける作業が必要です。私の手順は音声メモから記事の下書きを作る方法に書きました。
Q. テンプレート通りだと、どの記事も同じに見えませんか?
骨組みは同じでも、中身は自分の経験なので、同じにはなりません。同じに見えるとしたら、「④やってみて分かったこと」が薄いときです。そこを厚くすれば、型は目立たなくなります。
- 書きながら考えると脱線・長文化・結論なしの3つが必ず起きる
- 書く前に「誰の悩み」「できるようになること(1つ)」「結論1行」を3行メモする
- 見出しは「原因 → 結論 → 手順 → 結果 → 注意点 → FAQ → まとめ」の型に当てはめる
- h2は章(6〜8個)、h3はその中の項目。h4は使わない
- 本文を書く前にh2だけ読んで、結論にたどり着くかを確認する
- 「やってみて分かったこと」は結果が出ていなくても正直に書く
- AIは見出し案を3パターン出させるまで。本文・悩み・結論は自分で決める
- AIが出した見出しに自分がやっていないことが混ざっていないかを最後に確認する
構成を先に決めるようになってから、記事を書く時間が「悩む時間」から「埋める時間」に変わりました。収益はまだ0円ですし、この書き方で検索に強くなるかも、正直まだ分かりません。それでも、書き終えたあとに全部書き直す事故は、もう起きていません。


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