Claude Codeを安全に使う7つのルール【非エンジニアの自分ルール】

Claude Code

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SAFETY

Claude Codeを安全に使う
7つのルール

📅 2026年9月更新
⏱ 読了約10分
🔖 Claude Code / 安全 / ルール / 非エンジニア
👨‍👧‍👦
アイタロウ(3児のパパサラリーマン)
便利さに慣れてきた頃が一番怖いと思っている会社員。ヒヤリとした経験のあとに作った自分ルールです。

Claude Codeは、日本語で頼むだけでファイルの整理や表の作成をやってくれます。便利なのですが、便利さの裏返しで、間違った頼み方をすると被害も大きくなります。

私はエンジニアではありません。それでも家のパソコンでファイル整理を頼んだとき、「あれ、このフォルダどこに行った?」とヒヤリとしたことがあります。幸い別の場所に移動されただけで戻せましたが、あのとき削除を頼んでいたらと思うと、今でも冷や汗が出ます。

この記事は、その経験のあとに自分に課している7つのルールです。技術の話ではなく「頼み方と手順の話」なので、非エンジニアの方でも今日から真似できます。

先に言っておくと、7つ全部やる必要はありません。最初の2つだけでも、事故の大半は防げると思っています。

なぜ非エンジニアほどルールが必要か

エンジニアの方は、コマンドを見れば「これは危ない」と分かります。私には分かりません。画面に流れる文字のどれが削除で、どれが移動なのか、見ただけでは判断できないのです。

だからこそ、判断を「知識」ではなく「手順」に置き換える必要があります。危ないかどうかを毎回自分で見抜くのではなく、「この種類の作業は必ずこうする」と決めておく。これが非エンジニアなりの安全策です。

Claude Codeそのものの説明はClaude Codeとは?非エンジニア向けに料金と使い方を解説に書いています。この記事は、使い始めたあとの話です。

①削除・移動を伴う操作は、実行前に必ず確認する

一番大事なルールです。「消す」「移す」「上書きする」が含まれる作業は、いきなり本番でやりません。

我が家でやっている手順はこうです。

  • 対象のフォルダを丸ごとコピーして、コピーのほうで試す
  • いきなり全部ではなく、まず数個だけで動きを見る
  • 実行の前に「どのファイルをどうするか、一覧で見せて」と頼む

一覧を先に出してもらうと、「このファイルは対象に入れたくなかった」という見落としに気づけます。実行してから気づくより、はるかに安上がりです。

このフォルダの中のファイルを種類ごとに整理したいです。
まだ何も実行しないでください。
・どのファイルを、どのフォルダに移す予定か、一覧にして見せてください
・削除は一切しないでください
・私が「OK」と言うまで、ファイルを動かさないでください

「まだ実行しないで」「OKと言うまで動かさないで」を最初に書くのがコツです。後から言っても、もう終わっていることがあります。

②大事なデータは先にバックアップする

子供の写真のように「失ったら二度と戻らないもの」を扱う前は、外付けのSSDや別のクラウドに丸ごとコピーしてから始めます。

Claude Codeが完璧に動いても、指示した私が間違える可能性があります。「2024年の写真を整理して」と頼んだつもりが、フォルダ名の指定を間違えていた、というのは十分あり得ます。バックアップは、AIのミスではなく自分のミスへの保険です。

写真整理の具体的な手順はスマホの写真をAIで整理する方法【消える事故を防ぐ手順つき】に書きました。

③実行前に「何をするか」を説明させる

Claude Codeが用意した手順やプログラムを実行する前に、「これは何をするのか、非エンジニア向けに説明して」と頼みます。

説明を読んで理解できたら実行する。理解できなかったら実行しない。それだけです。

この「説明させる」一手間で、「消す処理が入っています」「上書きが発生します」といった重要な点が先に見えます。私がヒヤリとした件も、事前に説明を求めていれば「移動が含まれます」と分かっていたはずです。

今から実行しようとしている内容を、プログラミングを知らない人向けに説明してください。
・何を読み、何を書き換え、何を消すのかを分けて書いてください
・元に戻せない操作があれば、最初に「元に戻せない操作があります」と書いてください

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ルール②の相棒です。週1回、大事なフォルダをコピーするだけの素朴な運用ですが、この安心感がAI活用の土台になっています。

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④個人情報・会社の情報を渡さない

ここからは情報の取り扱いです。AIに渡す前に、「これは渡していい情報か」と一拍置くことを習慣にしています。

我が家で「渡さない」と決めているものは次の通りです。

  • 子供の氏名・学校名・住所——整理に必要なら「A」「上の子」で足ります
  • 会社の資料や社内の情報——会社のルールに従うのが大前提。迷ったら渡しません
  • 家族や他人の写真そのもの——ファイル名や日付だけで整理できます
  • 健康や病院に関する記録
  • お金の口座情報や明細の原本

「ファイルの整理をして」と頼むとき、中身まで読ませる必要があるかを考えます。ファイル名と日付だけで済む作業なら、中身は渡さない。これで渡す情報はかなり減ります。

⑤パスワードやAPIキーをコードに書かない

ブログの更新などをClaude Codeに手伝ってもらうと、パスワードや「APIキー」と呼ばれる合言葉のような文字列が必要になる場面があります。

これをプログラムの中に直接書き込むのは禁止にしています。理由は単純で、そのファイルをどこかに共有したり、AIに読ませたりした瞬間に、合言葉ごと漏れるからです。

代わりに、「.env」という別ファイルにだけ書くようにしています。Claude Codeに「パスワードはコードに書かず、.envに置いて読み込む形にして」と頼めば、そのように作ってくれます。私自身はその仕組みを詳しく理解していませんが、「別の場所に置く」というルールだけ守っています。

⑥権限は必要な範囲に絞る

Claude Codeには、作業を許可する範囲を決める設定があります。私は「作業するフォルダの外は触らせない」ようにしています。

たとえば写真整理なら、写真のフォルダだけを対象にする。パソコン全体を見られる状態で作業を頼むと、意図しない場所に手が伸びたときに気づけません。

設定の細かい話は分からなくても、「今日の作業に関係ないフォルダは、最初から見せない」と考えれば十分です。作業用のフォルダを1つ作って、そこに必要なものだけを入れてから始める。これだけでも範囲は絞れます。

⑦分からない操作はやらない

最後は心構えのルールです。説明を聞いても理解できない操作は、実行しません。「たぶん大丈夫」で押した操作が、いちばん危ないと思っています。

私がヒヤリとした場面は、ぜんぶ急いでいたときでした。子供を迎えに行く前に「あと1個だけ片付けよう」と確認を飛ばした。AIは速いので、人間が焦る理由はありません。むしろ人間の仕事は、立ち止まって考えることだけになりつつあります。

私が実際に失敗した例はClaude Codeの失敗例5つ|AIに任せてはいけないことに正直に書いています。

最後は自分で確認する

7つのルールを守っても、最終確認は自分でします。作業が終わったら、次の3つを見るようにしています。

  • ファイルの数は合っているか——作業前と後で数を比べます
  • 消えたものはないか——「削除しないで」と頼んでも、確認はします
  • 公開・送信するものは、中身を自分の目で読んだか——ブログの記事も、AIの生成物をそのまま世に出しません

AIは間違えます。そして間違えたときに責任を取るのは私です。最終責任者が確認するのは、AIを使う前から変わらない当たり前のことだと思っています。

よくある質問

Q. ルールが多くて窮屈になりませんか?

実際は逆でした。ルールがあるから、安心して任せられます。シートベルトがあるから高速道路を走れるのと同じで、安全の仕組みは活用の幅を広げてくれます。

Q. コピーで試すのは面倒です。毎回必要ですか?

「削除・移動・上書き」を含む作業だけで十分です。読むだけ、表にまとめるだけの作業なら、コピーは要りません。線を引くのは「元に戻せるかどうか」です。

Q. Claude Codeは勝手にファイルを消しますか?

基本的には確認を求めてきます。ただし、こちらが確認を省く設定にしていたり、「全部やって」と大ざっぱに頼んだりすると、こちらの意図とずれることはあります。頼み方と設定は自分の責任と考えています。

Q. 一番最初にやるべきルールはどれですか?

①の「実行前に一覧を出して確認」です。これだけで、ヒヤリとする場面の多くは防げます。次が②のバックアップです。

Q. 会社のパソコンで使ってもいいですか?

会社のルール次第です。多くの会社には、外部のAIに社内情報を渡すことについての決まりがあります。私は会社の情報は一切渡していません。迷ったら、使う前に確認するのが安全です。

まとめ

📝 この記事のまとめ
  • ①削除・移動を伴う操作は、実行前に一覧を出して確認。コピーで少量から試す
  • ②失ったら戻らないデータは、先にバックアップ。AIではなく自分のミスへの保険
  • ③実行前に「何をするか」を非エンジニア向けに説明させる。理解できなければやらない
  • ④子供の名前・会社の情報・写真そのものは渡さない。ファイル名と日付で足りる
  • ⑤パスワードやAPIキーはコードに書かず、.envに置く
  • ⑥作業に関係ないフォルダは最初から見せない
  • ⑦分からない操作はやらない。急いでいるときほど立ち止まる
  • 最後はファイル数・消えたもの・公開する中身を自分の目で確認する

AIの事故は、AIではなく使う人間の焦りから生まれると思っています。7つ全部でなくていいので、まず「実行前に一覧を出して確認」だけでも今日から始めてみてください。安全に、そして大胆に使っていきましょう。

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