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献立をAIに任せる方法
週1回の頼み方と、任せてはいけない判断
夕飯の献立を考えるのは、時間そのものより「毎日決め続けなければいけない」ことがしんどいのだと思います。1日10分でも、365日続きます。
我が家では「今日何にする?」「なんでもいい」の往復が毎日ありました。いまは週1回まとめて決めて、平日は考えないという形にしています。その決める作業をAIに任せています。
ただし、任せてはいけない部分がはっきりあります。 そこを先に書きます。
献立づくりの何がしんどいのか
整理してみると、しんどさは3つに分かれていました。
| しんどさ | 正体 |
|---|---|
| 毎日決めなければならない | 判断の回数が多い |
| 条件が多すぎる | 子供が食べる/時間/予算/前日と被らない |
| 決めても買い物が別作業 | 献立→材料→売り場の変換が毎回発生する |
このうちAIが代われるのは2つ目と3つ目です。条件を並べて組み合わせを出す作業と、献立を買い物リストに変換する作業。ここは機械的なので、任せて問題ありません。
1つ目の「決める回数」は、週1回にまとめることで自分で解決しました。ここはAIの力ではなく、運用の変更です。
AIに任せてはいけない判断
- 食物アレルギーへの対応——冒頭のとおりです。必ず原材料表示を人が確認してください
- 離乳食・幼児食の可否——月齢ごとに食べられるものは変わります。自治体の資料や小児科の指示に従ってください
- 持病がある場合の食事制限(塩分・糖質など)——医師や管理栄養士の指示が優先です
- 栄養バランスの保証——「バランスよく」と頼めばそれらしい献立は出ますが、栄養計算をしているわけではありません
- 加熱時間・保存期間——食中毒に関わる部分です。レシピサイトや商品の表示で確認してください
共通しているのは「間違えたときに体に害が出ること」です。ここだけは線を引いています。逆にいえば、それ以外は気楽に任せて大丈夫です。
週1回・10分の流れ
- 日曜の朝、冷蔵庫を開けて残っているものをメモする(2分)
- AIに条件を伝えて平日5日分を出してもらう(1分)
- 気に入らないものを1〜2品だけ差し替えてもらう(2分)
- 買い物リストを売り場順で出してもらう(1分)
- リストをスマホにコピーして買い物へ
ポイントは「平日5日分」にしていることです。7日分にすると、土日の予定変更で必ず崩れます。崩れる前提の日は最初から入れないほうが、続きました。
実際に使っているプロンプト
【条件】
・子供3人(小学生・園児・未就園児)が食べられるもの
・調理時間は30分以内
・金曜は手抜きでいい(丼もの・麺類可)
・魚を週2回入れる
・先週と同じメニューは避ける(先週:◯◯、◯◯)
・冷蔵庫にあるもの:(メモを貼る)
【お願い】
・1日1品のメイン+汁物くらいの分量で
・凝った料理は入れないでください
・栄養バランスの数値は書かないでください(計算していないはずなので)
最後の指定を入れているのは、「たんぱく質◯g」といった数字を書かれると信じてしまうからです。書かせないほうが安全でした。
「凝った料理は入れないで」も効きます。指定しないと、平日に作れない料理が普通に出てきます。
金曜を手抜き枠にする
これは実際にやってみて一番効いた条件です。週の後半は体力が落ちます。最初から「金曜は手を抜く」と決めておくと、金曜に献立が崩れて全体が破綻する、というパターンが減りました。
🍳 時短調理の相棒に
電気圧力鍋(楽天人気ランキング)
AI献立と組み合わせて食事準備が劇的に楽になった調理家電。材料を入れてボタンを押すだけなので、「調理時間30分以内」の献立の幅が広がります。
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買い物リストは売り場順で出す
献立が決まったら、続けてこう頼みます。
・スーパーの売り場順(野菜→肉→魚→乳製品→調味料→その他)に並べてください
・同じ材料はまとめて、合計の量で書いてください
・家にあると伝えたものは除いてください
・分量は目安と明記してください
売り場順にするだけで、店内を行ったり来たりしなくなります。地味ですが、買い物時間が確実に短くなりました。
「同じ材料はまとめて」も必須です。指定しないと「玉ねぎ1個」が3か所に分かれて出てきて、結局買いすぎます。
なお分量はあまり当てになりません。 「4人分」と言っても、AIが正確に計算しているわけではないので、目安として見てください。
冷蔵庫の在庫を先に伝える
最初にやった失敗がこれでした。AIは冷蔵庫の中を知りません。 キャベツが半分残っているのに、買い物リストに新しいキャベツが載ります。
対策は単純で、頼む前に冷蔵庫を開けて、残っているものをメモして渡すだけです。2分で終わります。
むしろこの2分に副次的な効果がありました。週1回、必ず冷蔵庫の中身を見ることになるので、奥で忘れられていた食材が減りました。
余りものから作らせる使い方
週の途中で中途半端に食材が残ったときは、逆向きに頼みます。
・これだけで作れるものを3つ提案してください
・買い足しが必要なものがあれば明記してください
・調理時間20分以内で
「買い足しが必要なものを明記」を入れないと、家にない調味料を前提にした料理が出てきます。
当日の「今日は違う気分」への対応
週の献立を決めていても、当日ひっくり返ることはあります。猛暑日に煮込み料理は食べたくない、というような話です。
これはAIの得意分野でした。朝に一言、「今日の◯◯を、暑い日でも食べやすいものに差し替えて。買い足しなしで」と頼めば、その場で代案が出ます。
紙に書いた献立表だと、変更すると全部組み直しになります。変更のコストが低いことが、実は一番のメリットかもしれません。
家族に受け入れてもらうまで
ここは正直に書きます。最初はうまくいきませんでした。
「AIが決めた献立」と言うと、家族としてはあまりいい気がしないようでした。効率の話をしても響きません。
変わったのは、出てきた案を私が選び直して「これでどう?」と聞く形にしてからです。決めているのは人で、AIは候補を出しているだけ——この形にしたら、自然に定着しました。
あとは週1回、家族に1品ずつリクエストを聞いておくようにしました。それを条件に入れて頼みます。全部AI任せにするより、こちらのほうが揉めません。
1か月やって、正直どうだったか
よかったこと
- 「今日何にする?」の往復が消えた。 これが最大の効果でした
- 買い物が週1回にまとまった
- 自分では思いつかない組み合わせが出てくる。 マンネリが減りました
- 冷蔵庫の把握が習慣になった
期待ほどではなかったこと
- 食費がどれだけ減ったかは、正直分かりません。 きちんと比較していないので、数字は書けません。無駄買いは減った実感がありますが、それだけです
- 調理時間そのものは変わりません。 楽になったのは「決める」部分だけです
- 結局、週1回の10分は自分でやる必要があります。完全な自動化ではありません
「AIに丸投げしたら家事が消える」という話ではありませんでした。消えたのは、判断の回数だけです。ただ、その効果が想像以上に大きかった、というのが実感です。
よくある質問
Q. レシピも出してもらえますか?
出ますが、作ったことのない料理はレシピサイトで確認するようにしています。分量や加熱時間が正確とは限らないためです。知っている料理なら、献立名だけで十分です。
Q. 好き嫌いはどう伝えますか?
条件に書いておけば覚えてくれます。ただ、会話が長くなると忘れることがあるので、毎回のプロンプトに書き直すほうが確実でした。
Q. 家族の情報をAIに渡して大丈夫ですか?
私は子供の名前は書かず、「小学生・園児」程度にしています。年齢の大まかな区分が分かれば、献立は作れます。持病やアレルギーの詳細も、ここには書きません。
Q. 何日分がちょうどいいですか?
我が家は平日5日分です。土日は予定が読めないので入れていません。7日分にして崩れるより、5日で確実に回すほうが続きました。
Q. 家計の管理にも使えますか?
使えます。買い物の記録を家計簿に落とす方法は家計簿をAIで自動化する方法に書きました。
- アレルギー・離乳食・持病の食事制限はAIに判断させない。必ず人が原材料を確認する
- 栄養バランスの数値は書かせない(計算していないため)
- しんどさの正体は「毎日決めること」。週1回にまとめるのは運用側で解決する
- 平日5日分にする。土日は予定が読めないので入れない
- 金曜は手抜き枠と最初から決めておくと崩れにくい
- プロンプトに「凝った料理は入れない」を入れる
- 買い物リストは売り場順・材料まとめ・在庫を除くの3点セットで頼む
- 冷蔵庫の在庫を先に伝える(AIは中身を知りません)
- 当日の差し替えが10秒でできるのが、紙の献立表との一番の違い
- 家族には「AIが決めた」ではなく、自分が選んで提案する形にすると揉めない
- 食費が減ったかは比較していないので分かりません。消えたのは判断の回数です
献立づくりは、家事の中でも特に見えにくい負担だと思います。作る手間ではなく、決める手間を減らす。 そこだけAIに任せるくらいが、ちょうどよかったです。


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