本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
家計簿をAIで自動化する
クレカ明細を貼るだけ
月末になると「家計をまとめなきゃ」という憂鬱がありました。クレカの明細を開いて、Excelに手入力して、カテゴリを分けて、集計して——子供が3人いると項目が多く、毎回1時間以上かかっていました。
そして案の定、続きませんでした。「やらなきゃ」と思いながら先送りして、気づけば翌月。3ヶ月分たまった明細を前に諦める、というのを何度か繰り返しています。
いまは明細を貼り付けて集計を頼むだけにしました。この記事ではその手順と、やる前に必ず知っておくべき注意点を書きます。
クレジットカードの明細には、いつ・どこで・いくら使ったかが全部載っています。行動履歴そのものです。カード番号や氏名が含まれる場合もあります。そのまま外部サービスに貼るのは、やめたほうがいいと考えています。この記事では、後半で安全に渡すための下ごしらえを具体的に書きます。そこまで読んでから試してください。
なぜ家計簿は続かないのか
続かない原因は「意志が弱いから」ではないと思っています。作業量が多すぎるからです。
| 工程 | 手作業だと | AIに任せると |
|---|---|---|
| 明細の入力 | 1件ずつ手打ち | 不要(貼るだけ) |
| カテゴリ分け | 1件ずつ判断 | まとめて自動 |
| 集計 | 数式を組む | 自動 |
| 先月との比較 | やらなくなる | ついでに出る |
渡す前の下ごしらえ(重要)
ここを飛ばさないでください。明細をそのまま貼るのは避けます。
- カード番号・会員番号——明細の上部に入っていることがあります。集計に一切不要です
- 氏名・住所——同上
- 他人が特定できる情報——病院名、勤務先の経費立替など
- 触れられたくない支出——集計に必要なければ、その行ごと削ってしまって構いません
実際に渡すのは「日付・店名・金額」の3列だけで十分です。CSVを開いて余計な列を消すだけなので、慣れれば30秒で終わります。
店名だけでも、通っている病院・よく行く場所・生活圏が推測できます。気になる行は「その他」に置き換えるか、削除してください。 集計の精度が少し落ちても、そのほうが安心です。また、利用するAIサービスの設定で入力内容が学習に使われない設定になっているかを一度確認しておくことをおすすめします。
実際の手順3ステップ
そのまま使えるプロンプト
以下はクレジットカードの利用明細です(日付・店名・金額)。
【やってほしいこと】
① 次のカテゴリで分類して合計を出す
食費 / 日用品 / 教育・習い事 / 医療 / 交通 / 娯楽 / その他
② 金額の大きい順に並べる
③ カテゴリ分けに迷った項目は「※要確認」として別に挙げる
【重要な指示】
・合計金額は明細の総額と一致するか検算して、結果を書いてください
・判断に迷ったものを勝手に振り分けないでください
(明細を貼り付け)
出てくるものの例
こういう形で返ってきます(金額は例です)。
食費 68,400円
教育・習い事 42,500円
日用品 24,100円
娯楽 18,700円
医療 12,300円
その他 9,800円
────────────────
合計 175,800円
※明細の総額と一致することを確認しました
【※要確認(分類に迷った項目)】
・8/3 ◯◯ストア 3,200円
→ 食費か日用品か判断できません
最後の「※要確認」が大事です。これがあると、勝手に振り分けられて数字が狂うのを防げます。自分で見て決めればいいだけなので、手間はほとんどありません。
気になるところだけ深掘りする
全部を細かく見る必要はありません。増えたところだけ聞けば十分です。
・「娯楽」の内訳を金額順に見せてください
・食費を週ごとに分けて、多かった週を教えてください
・先月の集計(下記)と比べて、増えた項目を3つ挙げてください
(先月の集計結果を貼り付け)
私は「増えた項目トップ3」だけ見るようにしています。全項目を眺めても、結局何も変わりませんでした。 変えられるのは1〜2個です。
AIに任せてはいけないこと
①最終的な数字の確認——計算間違いは起きます。総額は必ず自分で突き合わせてください
②お金の使い方の判断——「習い事を減らすべきか」はAIが決めることではありません。家族で話すことです
③投資・保険・ローンの相談——一般論しか返ってきません。個別の判断は専門家に相談してください
②について補足します。AIに「節約すべき項目を教えて」と聞くと、それらしい答えが返ってきます。でもその支出が家族にとってどれだけ大事かは、AIには分かりません。数字を出すところまでがAI、決めるのは自分たち、と線を引いたほうがうまくいきます。
つまずきやすいのは「文字化け」
実際にやってみて、最初に引っかかったのがここでした。クレジットカード会社からダウンロードしたCSVを開くと、文字化けすることがあります。
原因は文字コードという設定の違いです。日本のカード会社のCSVは、表計算ソフトがそのまま読めない形式で作られていることがあります。
仕組みを理解する必要はありません。「エラーや変な表示は、そのまま見せて聞く」——これが一番早い解決法でした。
ただし、明細をそのままAIに貼る前に、下ごしらえは必ず行ってください。カード番号や氏名が入ったままにしないことが大前提です。
費目の分け方は「我が家のルール」を足していく
最初から完璧な分類はできません。迷った店から順にルールを足していくのが現実的でした。
一番困ったのがコンビニとドラッグストアです。食費なのか日用品なのか、毎回迷って、結局その場の気分で分けていました。これでは月ごとの比較になりません。
・スーパーは食費
・ドラッグストアは日用品。ただし1,000円以上のときは「要確認」に入れてください
・コンビニは食費(細かく分けない)
・判断できないものは「不明」に入れて、勝手に振り分けないでください
最後の一行が大事です。これを入れないと、AIは分からないものも、それらしくどこかに入れてしまいます。「不明」がある状態のほうが、後から自分で直せるぶん正確です。
大事なのは正しく分けることより、毎月同じルールで分けることだと気づきました。基準がぶれなければ、月ごとの増減は正しく比べられます。
続けるための工夫
やり方を変えても、続かなければ意味がありません。私が続けられている理由は3つです。
よくある質問
Q. 家計簿アプリを使えばいいのでは?
それでいいと思います。アプリのほうが自動連携できて楽です。この方法が向いているのは、「アプリに口座を連携させたくない」「自分のやり方で分類したい」という人です。どちらが正解ということはありません。
Q. カテゴリはこの7つでないとダメですか?
自由に変えてください。大事なのは毎月同じ分類を使うことです。分類が変わると比較できなくなります。
Q. 現金の支出はどうしていますか?
基本的に諦めています。どうしても把握したい月だけ、レシートを撮って別途集計します。毎月やろうとすると続きません。
Q. 確定申告にも使えますか?
集計の下準備には使えますが、申告そのものは会計ソフトを使ってください。経費の判断は個別の事情によります。詳しくは副業ブログの確定申告にまとめました。
まとめ
📊 家計管理をもっと見える化したい方へ
家計簿ノート(シンプル・月間)(楽天)
Claudeで集計した結果を紙に書き出すと家族で共有しやすくなります。シンプルな家計簿ノートと組み合わせると、デジタルとアナログの最強の管理体制が完成します。
※本リンクはアフィリエイトリンクです
📚 家計改善のバイブル
本当の自由を手に入れるお金の大学(両学長著)
家計の「見える化」ができたら、次は「お金の増やし方」を学ぶ段階です。この本で副業・節税・投資の全体像を把握すると家計改善が加速します。
※本リンクはアフィリエイトリンクです
- 家計簿が続かないのは意志の問題ではなく作業量の問題
- 「記録」はカード会社に任せ、自分は「確認」だけする
- 明細はそのまま貼らない。日付・店名・金額の3列だけにする
- カード番号・氏名・触れられたくない行は削ってから渡す
- プロンプトに「総額と一致するか検算して」「迷ったものは※要確認に」を必ず入れる
- 見るのは増えた項目トップ3だけ。全部見ても行動は変わらない
- 数字を出すのはAI、使い方を決めるのは家族
家計簿は「つけること」が目的になった瞬間に続かなくなります。面倒な部分を手放して、見るところだけ残す。 それだけで、ずいぶん気楽になりました。
AIに頼むときのコツはプロンプトとは?AIへの頼み方のコツ7つ、計算を任せて失敗した話はClaude Codeの失敗例5つに書いています。


コメント