本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
読まれるブログの導入文の書き方
書き出しの型5つと例文
記事の本文は書けたのに、最初の数行がどうしても決まらない。あるいは、書けたはいいけれど「こんにちは、今日は暑いですね」のような挨拶から始めてしまう。
私もそうでした。導入文を後回しにして、最後に勢いで書いていたので、読み返すと本文と噛み合っていないことがよくありました。
検索から来た読者は、せっかちです。最初の数行で「この記事は自分に関係あるか」を判定して、違うと思えばすぐ戻ります。導入文の役割は、「この記事はあなたのための記事です」と伝えること、それだけです。
この記事では、私が使い回している書き出しの型を5つ、例文つきで紹介します。文章のうまさは要りません。型に当てはめるだけで、書き出しは決まります。
導入文の役割は1つだけ
導入文に求められる仕事は、「この先を読む価値がある」と読者に思ってもらうことです。それ以上でも以下でもありません。
裏を返すと、自己紹介も、季節の挨拶も、記事を書いた経緯も要りません。読者は筆者のことを知らないまま検索してきて、答えを探しています。知らない人の近況より、答えの気配が欲しいのです。
導入文に入れる要素は、次の3つに絞ると書きやすくなります。
- 誰の、どんな悩みか(読者に「自分のことだ」と思わせる)
- この記事で何が分かるか(読む価値の提示)
- なぜこの筆者が書けるのか(1行でいい。「私も同じ状態でした」程度)
この3つを、どの順番で、どんな切り口で並べるか。それが「型」の違いです。
型①共感型:「〇〇で困っていませんか」
読者の悩みを先に言い当てる型です。悩み解決系の記事と相性がよく、一番使いやすい型でもあります。
子供の宿題を見ていると、つい口調がきつくなってしまう。あとで自己嫌悪になる。そんな夜はありませんか。
我が家では、教えるのをやめて「横に座るだけ」にしてから、少し楽になりました。この記事では、そのときに決めたルールを書きます。
コツは、悩みをできるだけ具体的な場面で書くことです。「宿題で困っていませんか」より「口調がきつくなって自己嫌悪になる夜」のほうが、当てはまる人は強く反応します。
型②結論型:「結論から言うと〇〇です」
答えを先に言ってしまい、「なぜ?」を知りたくさせる型です。比較記事やレビュー、「〇〇は必要か」のような問いに答える記事で使いやすいです。
結論から言うと、ブログを始めるのにAIスクールは不要だと私は考えています。
ただし「不要」と言い切れるのは、条件がそろっている人だけです。この記事では、その条件と、独学で詰まりやすい場所を書きます。
結論を先に言うと、読者は「本当に?」「自分の場合は?」と続きを読みたくなります。注意点は、結論のあとに必ず「ただし」を置くこと。言い切りだけで終わると、乱暴な印象になります。
型③体験型:「私は〇〇でした」
筆者自身の失敗や試行錯誤から入る型です。体験談の記事に向いています。
私は、記事を書き終えたあと導入文だけをいつも後回しにして、最後に勢いで書いていました。読み返すと、本文と噛み合っていないことが何度もありました。
導入文を「型」で書くようにしてから、ここで手が止まることがなくなりました。使っている型を5つ紹介します。
この型で気をつけたいのは、数字や成果を盛らないことです。「〇〇したら△△になった」と数字で引きつける書き方もありますが、検証していない数字や、誇張した実績を書くと、あとで自分の首を絞めます。体験型は「何をやって、何が変わったと感じたか」まででいい。数字がなくても、具体的な場面があれば読者は信じてくれます。
型④意外性型:「〇〇は実は逆効果です」
常識と逆のことを言って、「え、なんで?」を作る型です。うまくはまると強いですが、乱用すると釣りっぽくなります。
ブログを続けるために「毎日更新」を目標にしている方は多いと思います。私は、それをやめたほうが続くのではないかと考えるようになりました。
理由は、目標が「記事数」だと、書けなかった日に自分を責めて終わるからです。この記事では、代わりに決めた目標の立て方を書きます。
使っていい条件は、本文で本当にその「意外な理由」を説明できるときだけです。導入で驚かせておいて本文が普通だと、読者はがっかりして二度と来ません。
型⑤宣言型:「この記事では〇〇が分かります」
記事のゴールを先に約束する型です。手順解説やまとめ記事で、読者に安心感を与えます。
この記事では、WordPressのバックアップを「最低限これだけ」で設定する手順と、設定したあとに必ずやってほしい復元テストのやり方を説明します。
非エンジニアの私が実際に画面を見ながら進めた順番で書くので、専門知識は要りません。
宣言型は派手さがない代わりに、「読み終えたら何ができるようになるか」が明確です。手順記事では、これが一番親切な書き出しだと思っています。
📚 文章の「つかみ」を本格的に学ぶなら
メモの魔力 前田裕二著ほか文章術の名著(楽天・Amazon)
書き出しの引き出しを増やすには、上手い人の文章の「型」を抽象化して盗むのが近道です。文章術の本を1冊手元に置いておくと、悩んだ時の辞書になります。
※本リンクはアフィリエイトリンクです
導入文は最後に書く
5つの型を紹介しましたが、それ以上に効いたのは「導入文は本文を書き終えてから書く」と決めたことです。
本文を書く前に導入を書くと、書いているうちに本文の結論がずれて、導入と噛み合わなくなります。本文が固まってから、「この記事は結局、誰の何に答えているのか」を見て、型を選ぶ。この順番のほうが、はるかに楽でした。
記事のタイトルも同じで、本文が固まってから決めたほうが、中身とのずれが減ります。タイトルの型についてはブログ記事のタイトルの付け方【型5つと実際の改善例つき】に書いたので、あわせて読んでみてください。
AIに5パターン出してもらう方法と注意
型を選ぶのに迷うときは、AIに5つ全部で書かせて、しっくり来るものを選ぶ方法が使えます。私はこの使い方をよくしています。
①共感型 ②結論型 ③体験型 ④意外性型 ⑤宣言型
・本文に書かれていない体験や数字は加えないでください
・挨拶や自己紹介は入れないでください
・1つの型につき200字前後
(本文をここに貼る)
「本文に書かれていないことは加えない」を必ず入れてください。これがないと、AIはもっともらしい実績や数字を勝手に足してきます。「多くの読者が」「劇的に改善」のような言葉は、そのまま載せると嘘になります。
- 家族の氏名・学校名・地名——体験談を書くときは、渡す前に「上の子」「A」などに置き換えてから貼る
- 勤務先や取引先が特定できる情報
- まだ公開していない他人の情報(友人の話、同僚の話など)
そして、5パターン出てきたものをそのまま貼らないでください。選んだ1つを、自分の言葉で書き直します。AIの導入文は整いすぎていて、どこか他人事の文章になりがちです。最後の「なぜ私が書けるのか」の1行だけは、自分で書いたほうが確実に読者に届きます。
やってはいけない書き出し
型とセットで、避けたほうがいい書き出しも挙げておきます。どれも過去の私がやっていたものです。
- 挨拶と自己紹介から始まる——「こんにちは、〇〇です」。読者は知らない人の挨拶より答えが欲しい
- 記事を書いた経緯から始まる——「先日こんなことがあって…」。本題までが長い
- 一般論から始まる——「近年、AIの活用が注目されています」。誰の悩みにも刺さらない
- 検証していない数字で引きつける——「〇倍になりました」。書けない数字は書かない
- 本文と違うことを約束する——導入で「解決策を紹介」と言って、本文が愚痴で終わる
導入文を直したのに読まれない場合は、そもそも記事のテーマが検索されていない可能性もあります。その見分け方は伸びる記事と伸びない記事の違いにまとめています。
よくある質問
Q. 導入文は何文字くらいが目安ですか?
私は3〜4段落、300〜400字前後に収めています。長すぎると本題までに読者が離れますし、短すぎると「自分向けかどうか」が判断できません。スマホで見て、目次の手前で画面1つ分に収まるくらいが目安です。
Q. 5つの型を組み合わせてもいいですか?
大丈夫です。実際には「共感型で始めて、宣言型で締める」のように2つを組み合わせることが多いです。ただし、1つの導入文に3つ以上詰め込むと散らかるので、主役の型は1つに決めておきます。
Q. 過去の記事の導入文も直したほうがいいですか?
全部を直す必要はありません。少しでも読まれている記事から順に、導入文だけ型に沿って書き直すのが現実的です。本文は触らず導入だけ差し替えるので、1記事あたりの作業は短く済みます。リライトの手順はブログのリライトのやり方に書いています。
Q. 型どおりに書くと、みんな同じ文章になりませんか?
型は骨組みで、中身は自分の体験です。「どんな場面で困ったか」「何をやってみたか」は人によって違うので、同じ型でも同じ文章にはなりません。逆に、体験の部分まで一般論で埋めると、誰が書いても同じになります。
- 導入文の役割は「この記事はあなた向けです」と伝えることだけ。挨拶は要らない
- 入れる要素は誰のどんな悩みか・何が分かるか・なぜ書けるのかの3つ
- 型は①共感 ②結論 ③体験 ④意外性 ⑤宣言。主役の型は1つに決める
- 体験型でも検証していない数字は書かない
- 導入文は本文を書き終えてから書く
- AIに5型で出させるときは「本文にないことは加えない」を指定し、選んだ1つを自分で書き直す
- 家族の氏名や勤務先が分かる情報は、AIに渡す前に置き換える
導入文は記事の「顔」です。本文がどれだけよくても、最初の数行で「自分には関係ない」と思われたら読まれません。次の記事から、まず1つの型を試してみてください。


コメント