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副業と本業の優先順位
先に決めておく4つのルール
副業を始めると、必ずこの悩みが出てきます。「本業と副業、どちらに力を入れるべきか」。
私は一度、バランスを崩しかけました。仕事中に副業のことが頭をよぎる。夜更かしして翌日の仕事が重い。「両方やっているのに、両方が中途半端」という状態です。
立て直せたのは、迷うたびに考えるのをやめて、先にルールを決めてしまったからでした。その4つを書きます。
前提:本業は副業の土台
まず順番をはっきりさせておきます。私の場合、本業が上です。
理由は単純で、副業の収入はゼロだからです。生活を支えているのは給料で、その安定があるから、稼げるか分からない挑戦ができています。
本業が崩れたら、副業どころではなくなる。
「副業を本気でやるために本業の手を抜く」は、順番が逆です。土台を削って上に積んでも、全部が倒れます。
これは「副業を軽く見る」という意味ではありません。優先順位を決めておかないと、迷う場面のたびに消耗する——それを避けるための前提です。
ルール①就業時間中は副業を考えない
一番大事で、一番破りやすいルールです。
私が崩れかけたのは、ここからでした。仕事の合間に「ブログのアクセスはどうかな」と見る。会議中に記事のネタを考えている。1回1回は数分でも、集中が切れた状態が積み重なります。
いまは物理的に区切っています。
- 会社のパソコン・スマホの業務時間帯では、副業関連のものを一切開かない
- 思いついたネタは、昼休みに1行だけ私物のスマホにメモして忘れる
- アクセスの確認は週1回だけと決める(毎日見ても、やることは変わりません)
付け加えると、会社の設備やアカウントを副業に使うのは、集中の問題以前にそれ自体が問題になりえます。 ここは絶対に混ぜないでください。
ルール②本業の締め切りと品質は落とさない
「副業で疲れているから、今日の仕事はこのくらいでいいか」——これが出はじめたら黄色信号だと思っています。
本業の評価が下がると、結局は収入と信頼の土台が痩せます。しかも自分では「落ちている」と気づきにくいのが怖いところです。
私は判断基準を1つにしています。「副業を始める前の自分なら、この仕事をこの品質で出したか」。 答えがノーなら、その週の副業時間を削ります。
ルール③体調が悪い日は両方やめて休む
疲れているのに「せっかくの副業時間だから」と机に向かう——これを何度かやって、分かったことがあります。疲れた状態の作業は、あとで作り直しになります。
眠い頭で書いた文章は、翌朝読むと使えません。結局、休んでから作業するのと同じ時間がかかります。それなら最初から寝たほうが、翌日の本業も守れます。
睡眠を削って副業時間を作るのは、私はやめました。仕事・育児・副業の全部の質が一度に落ちます。
📚 仕事と副業のバランスを考える
エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン著)
「副業か本業か」ではなく「何が本当に重要か」を見極める思考法。この本を読むと優先順位の付け方が根本から変わります。
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ルール④家族の時間は副業より上に置く
そもそも私が副業を始めた理由は、将来、家族との時間や余裕を増やすためでした。その副業のために家族の時間を削ったら、順番が逆になります。
具体的にはこう決めています。
- 日曜は副業をしない(土曜の朝2時間だけ、先に宣言してもらう)
- 子供に「あとでね」を言った日は、その日のうちに「あと」を返す
- 家族との予定と副業がぶつかったら、迷わず家族(迷わない、が大事です)
3つ目の「迷わない」がこのルールの本体です。毎回迷って決めていると、迷うこと自体が負担になりますし、家族には「迷われたこと」が伝わります。
なぜ「ルール」にするのか
4つを見て「当たり前のことでは」と思うかもしれません。そのとおりです。ただ、当たり前のことは、疲れているときに守れなくなります。
| その都度判断する場合 | ルールにした場合 |
|---|---|
| 迷うたびに意志の力を使う | 迷わないので消耗しない |
| 疲れている日ほど判断が甘くなる | 疲れている日ほどルールが効く |
| 家族に説明できない | 「日曜はやらないと決めている」と言える |
優先順位は「感覚」で持っているだけでは機能しませんでした。行動のルールに落として、初めて守れるようになりました。
副業が本業に返ってくる部分
本業を上に置く前提で書いてきましたが、逆方向の流れもあります。副業で覚えたことは、本業でも使えます。
- 文章の組み立て——結論を先に書く癖は、報告書にそのまま効きました
- AIの使い方——ブログ用に覚えた頼み方を、仕事の書類作成に使っています
- 締め切りの自己管理——誰にも管理されない作業を回す経験は、仕事の段取りにも効きます
ただし正直に書くと、「マーケティングが学べる」「稼ぐ力がつく」といった大きな話は、私はまだ実感できていません。 収益ゼロの段階で言えるのは、上の3つくらいです。
「本業を辞めて集中」について
副業の情報を見ていると「会社を辞めて本気でやれば伸びる」という話に出会います。私の考えははっきりしています。収益が出ていない段階で辞めるのは、挑戦ではなく賭けです。
私は4か月やって収益ゼロです。この状態で本業を手放していたら、いまごろ焦りで正常な判断ができなくなっていたと思います。「失敗しても生活が壊れない」状態は、それ自体が財産です。
ブログ副業の実際の数字はAI副業ブログは稼げる?4か月・79記事で収益ゼロの実データに書いています。
よくある質問
Q. 副業がどうしても気になって仕事に集中できません
私は「昼休みに1行メモして忘れる」で落ち着きました。頭の中に置いておくから気になるので、書き出す場所を決めると手放せます。
Q. 本業が忙しい時期はどうしていますか?
副業を止めます。 繁忙期に両方を回そうとして、一度失敗しました。止めても、再開すればいいだけです。やめない工夫より、戻りやすくする工夫のほうが大事だと思っています。
Q. 会社に副業を伝えるべきですか?
まず就業規則の確認が先です。許可制なら申請します。手順は副業禁止の会社員はブログをやれる?にまとめました。
Q. 時間はどうやって作っていますか?
作れているのは週3〜5時間です。実際の1日の流れは3児のパパ会社員の1日に、時間の作り方は副業の時間がない人へに書きました。
Q. 副業の収入が本業を超えたらどうしますか?
そのときに考えます。起きていないことを前提に今の配分を変えるのは、私の失敗パターンだったので、いまは目の前の両立だけを考えています。
- 前提:本業は副業の土台。収益が出ていないうちは特にそう
- ルール①就業時間中は副業を考えない(ネタは昼休みに1行メモして忘れる)
- ルール②本業の締め切りと品質は落とさない(基準は「始める前の自分なら出したか」)
- ルール③体調が悪い日は両方やめて休む(疲れた作業は作り直しになる)
- ルール④家族の時間が上。ぶつかったら迷わず家族
- 当たり前のことほどルールに落とさないと、疲れた日に守れない
- 副業から本業に返るのは文章力・AIの使い方・段取り(それ以上の大きな話はまだ実感なし)
- 収益ゼロの段階で本業を辞めるのは、挑戦ではなく賭け
- 会社の設備・アカウントは副業に使わない
「どちらを優先するか」は、毎回考える問題ではなく、先に決めておく問題でした。決めてしまえば、あとは目の前のことをやるだけです。


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