リライトの優先順位の決め方
Search Consoleの表示回数から選ぶ
リライトしたほうがいいのは分かっている。でも、どの記事から手を付ければいいのか分からない。
私は2026年5月にブログを始めて、公開した記事79本を全部リライトしました。全部やった理由は単純で、検索からの流入が3か月でクリック数回しかなく、選ぶ材料がなかったからです。
ただ、全部やってみて分かったのは、全部やると「どの記事を直したから何が変わったか」が分からなくなることです。次のリライトからは、Search Consoleの表示回数を見て、記事を選んでから直すと決めました。
この記事は、その選び方です。数字が少ない私でも使える基準なので、始めたばかりの人にも使えると思います。
全部リライトしない理由
79本を全部直したことを後悔はしていません。初期の記事は構成も内部リンクもばらばらで、直さないと土台にならなかったからです。
それでも、次からは全部やらないと決めました。理由は2つです。
- 時間が足りない——会社員で子供が3人いると、副業の時間は週に数時間です。1本のリライトに1〜2時間かかるので、79本は現実的ではありません
- 効果が測れない——全部同時に直すと、あとで表示回数が動いても、どの修正が効いたのか分かりません
リライトは「やること」ではなく「選ぶこと」から始まる、というのが、全部やったあとの感想です。
Search Consoleで見る場所
選ぶ材料はSearch Consoleの1画面だけです。Search Consoleに登録していない人は、まず登録からです。登録の手順は検索流入ゼロの原因を5分で診断する方法【実際に直した手順】に書きました。
ここで出た表を、そのまま優先順位の材料にします。PVやアクセス解析の数字は使いません。リライトで動かせるのは「検索でどう見えているか」だからです。
記事を4つに分ける
表示回数・クリック数・平均掲載順位の3つで、記事を4つに分けます。
| 分類 | 数字の状態 | 何が起きているか | 直す場所 |
|---|---|---|---|
| A | 表示あり・クリック0 | 検索結果に出ているが、押されていない | タイトルと説明文 |
| B | 表示あり・順位が11位より下 | 2ページ目以降にいる。中身が足りない | 本文の追加・見出しの整理 |
| C | クリックあり | すでに読まれている | 触らない |
| D | 表示0 | 検索結果に出ていない | 放置、または別の記事に統合 |
この分け方の肝は、Aの記事はタイトルだけ直せばいいということです。本文を書き直す必要はありません。検索結果に出ているのに押されないのは、タイトルが検索した人の言葉と合っていないからです。1本30分で終わります。
Bは本文の話なので、時間がかかります。Cは、動いているものを触って壊すのが一番もったいないので、触りません。
優先順位のルール【月に3本まで】
4つに分けたら、次の順番で選びます。
- 1番目:Aのうち、表示回数が一番多い記事——一番多くの人の目に触れていて、押されていない記事。タイトルと説明文だけ直す
- 2番目:Aの2本目、3本目——同じくタイトルと説明文だけ
- 3番目:Bのうち、順位が11〜20位の記事——1ページ目に近い記事から。本文に足りない見出しを足す
- やらない:C と D——Cは触らない。Dは、リライトより新しい記事を書くほうが早い
そして、月に3本までと決めています。理由は効果を測るためです。直した記事が3本なら、翌月にその3本の数字だけ見れば済みます。10本直すと、見る手間で続きません。
リライトの具体的な手順(何をどう直すか)はブログのリライトのやり方【AI活用・実際の手順とチェックリスト】に書いています。この記事は「どれを直すか」までです。
表示回数がほとんどない段階なら
正直に書くと、私のブログはまだこの段階です。3か月で表示回数が出た記事はごくわずかで、Aに入る記事も数えるほどしかありません。
この段階でやるべきことは、リライトの選別ではありません。
- ほぼ全部がDなら、記事の問題ではなくサイトの問題——SSL・Search Console登録・サイトマップ・検索避け設定を先に疑う
- Aが1本でもあるなら、その1本のタイトルを直す——数が少なくても、やることは同じ。結果が出るかは翌月に見る
- 残りの時間は新しい記事に使う——表示のない記事を直しても、表示は増えない
私が79本を全部直したのは、この「サイトの問題」を疑う前でした。いま同じ状況の人がいたら、まずサイト全体の診断をして、それからAの記事だけ直すことを勧めます。全部直すのは、私が思っていたより時間がかかりました。
PVが伸びない原因の切り分け方はブログのPVが伸びない3つのパターンと原因の切り分け方にも書きました。
直した記録を残す
選んで直したら、記録を1行残します。これがないと、翌月に数字を見ても比べられません。
9/8|記事X|A|タイトルと説明文|表示12・順位18.5
9/8|記事Y|A|タイトルのみ|表示8・順位24.0
翌月、同じ記事の表示回数と順位を横に書き足します。上がっていれば続ける、変わらなければ別の直し方を試す、下がっていれば戻す。判断はこの3つだけです。
ここで大事なのは、1か月では動かないこともあると分かっておくことです。私はまだ「この基準で直したら動いた」と言える記録を持っていません。持てたら、この記事に追記します。
AIの使いどころ【並べ替えと分類】
Search Consoleの表は、右上のボタンでCSVとして書き出せます。記事が増えてくると、表を見て4つに分ける作業が面倒になるので、そこをAIに手伝わせます。
次のルールでA・B・C・Dに分類して、分類ごとに表示回数の多い順に並べてください。
・A:表示回数1以上、クリック数0
・B:表示回数1以上、掲載順位が11より大きい(Aと重なる場合はA)
・C:クリック数1以上
・D:表示回数0
・表にない記事を足さないでください。数字も変えないでください
(CSVの中身を貼る)
返ってきた表の、Aの上から3本が今月のリライト候補です。AIにやらせるのは並べ替えと分類だけで、「どの記事を直すべきか」の判断はしません。ルールが決まっていれば、判断はもう終わっているからです。
やらせないと決めていること
- 「なぜ順位が低いのか」を聞く——AIは検索結果を見ていません。もっともらしい理由が返ってきますが、根拠がありません
- 新しいタイトルをそのまま採用する——案は出させますが、選ぶのは自分。検索する人の言葉に合っているかは、自分で検索して確かめます
AIに渡してはいけない情報
Search Consoleの表は記事のURLと数字だけなので、渡しても大きな問題はありません。ただ、次の3つは気を付けています。
- Search Consoleのログイン情報——「代わりに見てきて」はできませんし、頼まないでください。CSVを自分で書き出して渡します
- 公開していない収益や広告の数字——同じ表に混ぜない。リライトの判断に要りません
- 「クエリ」タブの中身に他人の名前が入っているとき——検索語に個人名が混ざることがあります。ページの表だけ渡せば足ります
最終確認は自分でやる
AIが分けた表は、必ずSearch Consoleの画面と突き合わせます。数字を1つ写し間違えると、直す記事が変わります。候補の3本だけでいいので、表示回数と順位を画面で見てから直し始めます。
よくある質問
Q. 表示回数が1回でもあれば「A」ですか?
私はそうしています。記事が少ないうちは、1回でも貴重な材料です。ただし1回の記事を3本並べて、どれから直すかで悩む時間は要りません。上から順にやります。
Q. 順位は何位以下なら「B」ですか?
11位より下(2ページ目以降)で線を引いています。ただ、順位は日によって大きく動くので、3か月の平均で見ています。28日だと、1回表示されただけで順位が決まってしまいます。
Q. Cの記事は本当に触らなくていいですか?
古くなった情報(料金・仕様・制度)を直すのは別です。それは「リライト」ではなく「更新」で、読者のために必要です。構成やタイトルをいじらないという意味で、触らないと書いています。
Q. Dの記事はどうしますか?
3か月たっても表示0なら、テーマが検索されていないか、同じテーマの記事が他にあるか、のどちらかが多いです。同じテーマの記事があるなら、1本にまとめて、残りは下書きに戻します。私は下書きに戻した記事がいくつかあります。
Q. 月に3本では少なくないですか?
少ないです。でも、続けられる数だと思っています。3本直して翌月に見る、を繰り返せば、1年で36本です。私の場合、それより多くすると、記録を付けなくなって効果が分からなくなります。
- 全部リライトすると時間が足りず、どの修正が効いたか分からない。選んでから直す
- 材料はSearch Consoleの「ページ」タブ・過去3か月・表示回数順の表だけ
- 記事をA(表示あり・クリック0)B(順位11位より下)C(クリックあり)D(表示0)に分ける
- Aはタイトルと説明文だけ直す。本文は触らない。1本30分
- 順番はA→B。Cは触らない、Dは新記事を書くほうが早い
- 月3本まで。直した日付・場所・直す前の数字を1行記録する
- 表示がほぼ0の段階なら、リライトよりサイト全体の診断が先
- AIにはCSVの分類と並べ替えだけ。理由の推測やタイトルの丸投げはしない
私のブログは、まだこの基準で選べる記事がほとんどない段階です。それでも、基準を先に決めておいたおかげで、「どれを直すか」で迷う時間はなくなりました。結果が出たかどうかは、翌月の表を見てから正直に書きます。

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