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ブログをSNSで告知する方法
AIの使い方と、やってはいけない告知
ブログのアクセスを検索だけに頼るのは、たしかにリスクがあります。だからSNSも——という話はよく聞きます。
ただ、記事のリンクをSNSに貼るだけでは、ほとんど何も起きません。 私は実際にそれをやって、何も起きませんでした。
この記事は成功談ではありません。「リンクを貼る」以外に何が必要なのかを、失敗をふまえて整理したものです。
リンクを貼るだけでは伸びない理由
自分の投稿を見返して、原因ははっきりしました。
| やっていたこと | 読む側から見ると |
|---|---|
| 「新しい記事を書きました」+リンク | 読む理由がどこにも書かれていない |
| 記事タイトルをそのまま貼る | タイトルは検索用なので、SNSでは響かない |
| 公開直後に1回だけ投稿 | そのタイミングで見ていた人にしか届かない |
| フォロワーがほぼいない状態で投稿 | そもそも誰も見ていない |
4つ目が一番根本的でした。SNSは「見ている人がいる」ことが前提の場所です。誰も見ていないアカウントでリンクを貼っても、掲示のない掲示板に貼り紙をしているのと変わりません。
つまり告知の技術の前に、その場所に人がいるかどうかという問題があります。ここを飛ばして「告知の方法」だけ改善しても、結果は変わりませんでした。
SNSとブログの役割を分ける
いま整理している役割分担です。
SNS=その場で完結する。読まなくても損しない
ブログ=困って検索した人が、最後まで読む
大事なのは、SNSの投稿だけで内容が完結していることだと考えるようになりました。「続きはブログで」を前提にすると、投稿自体の価値がゼロになります。
投稿単体で役に立って、さらに詳しく知りたい人だけがブログに来る。 この形のほうが、結果的にクリックされやすいと感じています。
X(旧Twitter)での告知
タイトルをそのまま貼らない
記事タイトルは検索する人に向けて作られた言葉です。SNSで流れてくる人は、検索していません。状況が違うので、言い方も変える必要があります。
| そのまま貼った場合 | 言い換えた場合 |
|---|---|
| 「副業の税金、どこから確定申告?」+リンク | 「20万円ルール、売上ではなく所得で判定します。ここを間違えると、必要ない申告をすることになります」 |
| 「AIで報告書を書く方法」+リンク | 「報告書に時間がかかるのは文章力の問題ではなくて、『思い出す』と『順番を考える』で止まっているからでした」 |
コツは記事の中で一番驚いた事実を、1つだけ書くことです。要約しようとすると、当たり障りのない文章になります。
1回で終わらせない
公開直後の1回で終えると、そのとき見ていた人にしか届きません。同じ記事でも、切り口を変えれば別の投稿になります。
ただし同じ文章を繰り返し投稿するのは避けてください。 各サービスの規約で、同一内容の繰り返し投稿が制限されている場合があります。
Instagramでの告知
Instagramは、写真が中心になるテーマと相性がいいです。ガーデニング、料理、DIYなど、作業の途中経過が絵になるものが向いています。
一方で、注意点もあります。
- 投稿本文からリンクを踏ませにくい——プロフィール欄のリンクに誘導する形が基本になります
- そのため、プロフィールのリンク先を「トップページ」ではなく、いま見せたい記事にするほうが効きます
- 写真がないテーマでは無理に使わない。 文字だけの画像を量産しても続きません
2つ目は意外と見落とされます。トップページに送っても、読者は目的の記事にたどり着けません。
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キャプションは「最初の1行」だけ決める
Instagramで一番時間を使うのが、写真に添える文章とハッシュタグでした。ここは型を決めると速くなります。
・写っているもの:(例)鉢植えの植え替え作業
・伝えたいこと:(1行で)
・キャプションの最初の1行だけを3案出してください
・本文は書かないでください(自分で書きます)
・関連するハッシュタグを10個挙げてください。投稿内容と関係のないものは入れないでください
「最初の1行だけ」に絞るのがコツです。Instagramは最初の1行しか表示されないので、そこさえ決まれば、あとは続きを書くだけになります。
ハッシュタグは候補を出させて、自分で数個選ぶ形にしています。関係のないタグを大量に付けるのは、規約に触れる可能性があるうえ、見る人にも嫌がられます。
投稿ネタが出ないときの頼み方
「ネタを20個出して」と頼めば20個出てきます。ただ、自分の生活と関係のないネタは、結局投稿できませんでした。
いま使っているのは逆向きの頼み方です。「今週やったこと」を箇条書きで渡して、この中で人に見せられそうなものを挙げてもらう。 自分の中にある材料から拾ってもらうほうが、無理なく続きます。
AIの使いどころ
ここは正直に書きます。SNS投稿をAIに量産させるのは、あまりうまくいきませんでした。
出てくる文章が整いすぎて、「宣伝」に見えるのです。SNSで反応があるのは、整った紹介文ではなく、その人が実際に思ったことでした。
| うまくいかなかった使い方 | いまの使い方 |
|---|---|
| 記事から投稿文を5本作らせる | 記事の中で意外な事実を挙げさせる(文章は自分で書く) |
| キャプションを丸ごと書かせる | 自分が書いた文の長さを削らせる |
| ハッシュタグを大量に出させる | 候補を出させて、自分で数個選ぶ |
| 投稿ネタを20個出させる | 自分の体験から質問を引き出させる |
共通しているのは、文章を出力させるのではなく、材料を出させるようにしたことです。文章を自分で書くようになってから、反応が変わったと感じています。
プロンプト例
・この記事の中で、読んだ人が「知らなかった」と思いそうな事実を5つ挙げてください
・投稿文は書かないでください。事実だけ挙げてください
・記事に書かれていないことは挙げないでください
【記事】(本文を貼る)
「投稿文は書かないで」を入れるのがポイントです。材料だけもらって、文章は自分で書きます。 そのほうが自分の言葉になりますし、そもそも書くのは1〜2分で終わります。
長さを削ってもらう
・私が使った言葉をなるべく残してください
・宣伝っぽい言い回しにしないでください
これは素直に便利でした。文字数制限に収めるのは、地味に時間がかかる作業です。
やってはいけない告知
これは景品表示法で定められた、いわゆるステマ規制に関わる部分です。「知らなかった」では済まないところなので、迷ったら書く、が安全です。
ほかに避けているのはこのあたりです。
- 他人の投稿に自分の記事リンクを貼る——嫌われますし、規約に触れる場合があります
- 関係のないハッシュタグを付ける——同上
- 相互フォローだけを目的にする——数は増えても、記事を読む人にはなりません
- 誇張したタイトルで釣る——一度クリックされても、次から読まれなくなります
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身バレを防ぐための注意
会社員が副業でSNSを使う場合、ここは事前に決めておいたほうがいいです。
- 勤務先が特定できる情報を書かない(社名だけでなく、業種+地域+役職の組み合わせでも絞り込まれます)
- 写真の背景に注意——自宅周辺、通勤経路、社員証、社内の様子
- 子供の顔・名前・学校名を出さない
- 投稿時刻の偏り——毎日同じ時間帯だと、生活リズムが推測できます
- 既存のアカウントを流用しない——過去の投稿から本名にたどられることがあります
私はブログ用のアカウントを新しく作るようにしました。既存のアカウントには、過去の自分の情報が残りすぎています。
何を数えるか
フォロワー数を目標にすると、フォロワーを増やすための行動になります。それ自体は悪くありませんが、ブログに来る人が増えるかは別です。
見るなら「ブログのリンクがクリックされた回数」のほうだと考えています。フォロワーが少なくてもクリックされているなら、その投稿の書き方は合っています。
そして、数字が動かない時期が長いことは、あらかじめ織り込んでおいたほうがいいです。私はここで一度、投稿をやめました。
よくある質問
Q. どのSNSをやるべきですか?
全部やろうとすると続きません。自分がもともと見ている場所を1つ選ぶのがいいと思います。使い方が分かっているので、投稿の感覚がつかみやすいです。
Q. SNSからの流入は実際に増えましたか?
正直に書くと、まだほとんど増えていません。 リンクを貼るだけの投稿をやめて、書き方を変えている段階です。数字が出たら、そのときに追記します。
Q. AIで投稿を自動化したいのですが
おすすめしません。自動投稿は、まさに「宣伝」に見える部分です。それに、各サービスの規約で自動化の扱いが決められている場合があります。
Q. 記事が少ないうちからSNSをやるべきですか?
私はブログ側を優先したほうがよかったと思っています。SNSから来てもらっても、読む記事が薄ければ、そのまま帰られるだけでした。この失敗についてはブログ記事をAIで量産して失敗した話に詳しく書きました。
- リンクを貼るだけでは何も起きない。まず「見ている人がいるか」の問題がある
- SNSの投稿はそれ単体で完結させる。「続きはブログで」を前提にしない
- 記事タイトルをそのまま貼らない。検索用の言葉はSNSでは響かない
- 書くのは記事の中で一番意外だった事実を1つ
- Instagramはプロフィールのリンク先を、見せたい記事にする
- AIに投稿文を書かせない。整いすぎて宣伝に見える。材料だけ出させる
- 文字数を削ってもらうのは有効
- 広告を含む記事へ誘導するときは、分かる位置に明示する(ステマ規制)
- 勤務先・子供・自宅が特定される情報を出さない。アカウントは新しく作る
- 数えるのはフォロワー数ではなくリンクのクリック数
SNSは「やれば増える」ものではありませんでした。まずブログ側に読む価値がある記事があって、その次にSNS——順番を間違えていたのが、私の失敗だったと思っています。


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