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スマホの写真をAIで整理する方法
消える事故を防ぐ手順つき
子供の写真は、撮るのは簡単ですが整理されません。我が家は気づけば1万枚を超えていました。1枚3秒で判断しても8時間以上かかる計算です。だから何年も放置されていました。
この作業はAIに任せられます。ただし——写真の整理は、他の作業と決定的に違う点があります。
手順0:まずコピーを取る
整理を始める前に、これだけは必ずやってください。
- 外付けハードディスクかUSBメモリに、写真フォルダを丸ごとコピーする
- コピー先を開いて、枚数が合っているか確認する
- そのコピーには、整理作業中は一切触らない
「クラウドに入れているから大丈夫」と思うかもしれませんが、クラウドは同期です。 手元で消したものが、そのままクラウドでも消えることがあります。同期されない場所に、もう1つ置いておくのが安全です。
この考え方はブログのバックアップとまったく同じです。詳しくはWordPressのバックアップ設定にも書きました。
何が散らかっているのかを分ける
「写真が多い」とひとくくりにしていましたが、実際に見ると中身は3種類でした。
| 散らかりの正体 | 対処 |
|---|---|
| 同じ場面の連写が大量にある | 後回し(手動で選ぶ) |
| スクショ・書類の撮影が混ざっている | 自動で分離できる |
| フォルダ分けがされていない | 自動で分けられる |
このうち自動化できるのは下2つだけです。連写の中からベストな1枚を選ぶのは人の仕事なので、最初から狙わないほうがいいです。
そして実際にやってみると、下2つを片付けるだけで体感がまったく変わります。 見返す気になるレベルにはなります。
写真をAIに渡すときの注意
ここは重要なので分けて書きます。整理の作業と、写真そのものを見せることは別です。
- 子供の顔写真をAIサービスにアップロードしない。 整理作業に必要ありません
- 写真には位置情報が埋め込まれていることがあります。 自宅で撮った写真なら、自宅の場所が入っています
- 整理を頼むときに渡すのは「ファイル名の一覧」までで足ります
- SNSやブログに載せるときは、位置情報を消すか、そもそも顔が写ったものを載せない
- 他人の子供が写った写真の扱いには、特に注意してください
ファイルの振り分けは撮影日時と種類だけで判断できます。 中身を見せる必要はまったくありません。ここを混同しないでください。
①撮影日で年月フォルダに分ける
写真には、撮った日時のデータが埋め込まれています。これを読んで自動で振り分けられます。
・まず、元のファイルをコピーする形でお願いします(移動ではなく)
・最初は100枚だけで試させてください
・撮影日時のデータがない写真は、別のフォルダにまとめてください
・元のファイルは絶対に削除しないでください
・処理の前後で枚数が合っているか報告してください
太字にした5つが安全装置です。特に「コピーする形で」「削除しないで」「枚数を報告して」の3つは、毎回必ず入れています。
撮影日時のデータがない写真(保存した画像や、送ってもらった写真)は必ず出てくるので、先に行き先を決めておくと途中で止まりません。
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②スクリーンショットを分離する
私の場合、1万枚のうち約2,000枚がスクリーンショットでした。地図、レシート、SNSの保存、仕事のメモ——これが写真に混ざっているのが、見返す気を失わせる原因でした。
スクリーンショットはファイル名や画像の縦横比で見分けられるので、これも自動で分けられます。
頼み方は①と同じです。コピーで、まず100枚、削除しない、枚数を報告。 ここは毎回同じ型で頼みます。
2,000枚が別フォルダに移るだけで、写真フォルダの見え方がまったく変わりました。「整理した」より「余計なものを外に出した」感覚に近いです。
100枚テストのやり方
いきなり全部に実行しないでください。順番はこれです。
- 100枚だけ入れたテスト用フォルダを作る
- そこに対して実行してもらう
- 自分の目で結果を確認する(正しい月に入っているか、枚数は合うか)
- 問題なければ、全体に対して実行する
- 終わったら全体の枚数を確認する
3番目を飛ばさないでください。「たぶん大丈夫だろう」で全体に実行して、間違った振り分けが1万枚分できると、戻すのが大変です。(コピーがあれば戻せますが、時間はかかります)
私は最初、この確認を面倒がりました。結果、スクリーンショットの判定基準が緩すぎて、普通の写真まで巻き込まれかけました。 100枚で気づけたので助かりました。
フォルダ構成の決め方
凝った構成にすると、続きません。私は「年/月」だけにしています。
| 構成 | 感想 |
|---|---|
| 年/月 | 自動で作れて、維持コストがゼロ。これで十分でした |
| 行事別(運動会・旅行など) | 自動化できず、結局やらなくなりました |
| 子供別 | 複数人が写っている写真の置き場所に困ります |
「あの写真どこだっけ」は、だいたい「いつ頃か」は思い出せるので、年月だけで探せます。行事別に分けたい気持ちは分かりますが、自動でできないものは続きません。
行事のまとまりが欲しいときは、スマホやクラウドの写真アプリのアルバム機能を使うほうが早いです。ファイルを動かさずに、まとまりだけ作れます。
溜まらない運用にする
一度片付けても、放っておけば同じことになります。私は月1回、同じ作業をするだけにしました。
- 月初に、先月分の写真をパソコンに移す
- 同じ振り分けを実行する(もう頼み方は決まっているので、貼り付けるだけ)
- 外付けハードディスクへのコピーも同時に更新する
かかる時間は5分ほどです。「整理する」から「整理され続ける」に変わったのが、一番の変化でした。
そして副産物がありました。年月順に並んだ写真を、家族で見返す時間が生まれたことです。整理そのものより、こちらのほうが価値があったと感じています。
「消す」は最後まで手動で
私が決めているルールです。削除だけは自動化しません。
- 「似た写真を消して」と頼まない。 何を似ているとみなすかは分かりません
- 「ぶれている写真を消して」も頼まない。 ぶれていても価値のある1枚があります
- 減らしたいなら、別フォルダに「候補」として集めさせて、自分で見てから消す
容量が気になる場合も、まずは外付けに移すことを考えたほうがいいです。消すのは最後の手段にしています。
よくある質問
Q. パソコンがなくてもできますか?
ファイルの振り分けはパソコンでの作業になります。スマホだけの場合は、クラウドの写真アプリの自動整理機能を使うほうが現実的です。
Q. どれくらい時間がかかりましたか?
頼み方を決めるまでに1時間ほど、実行そのものは1万枚で30分程度でした。時間がかかったのは、確認とやり直しの部分です。
Q. 失敗したことはありますか?
あります。スクリーンショットの判定が緩すぎて、普通の写真が混ざりかけました。100枚テストで気づけたので実害はありませんでした。 テストを飛ばしていたら、探すのに何時間もかかっていたはずです。
Q. クラウドとパソコン、どちらに置くべきですか?
両方に置くのが安全です。片方が消えても、もう片方が残る形にしておいてください。同期されているだけの2か所は、実質1か所です。
Q. 他にどんな作業を任せられますか?
ファイルの整理全般は向いています。使い道はClaude Codeで何ができる?非エンジニアの使い道12選にまとめています。
- 作業の前に、必ず丸ごとコピーを取る。写真は消えたら戻りません
- クラウドは同期。同期されない場所にもう1つ置く
- 子供の顔写真をAIにアップロードしない。整理に必要ありません
- 写真には位置情報が入っていることがある
- 自動化できるのは①年月への振り分け ②スクショの分離の2つ
- 頼むときは毎回「コピーで」「まず100枚」「削除しない」「枚数を報告」
- 100枚テストの結果を自分の目で確認する(ここを飛ばすと事故ります)
- フォルダは「年/月」だけ。自動でできない構成は続かない
- 月1回・5分の運用で「整理され続ける」状態にする
- 削除は自動化しない。候補を集めさせて、自分で見てから消す
写真整理は「いつかやる」の代表格ですが、やり方より先に、消さない準備をすることのほうが大事だと思っています。急がなくていいので、まずコピーから始めてみてください。


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