年賀状じまい後の挨拶リストをAIで整理する方法【住所や名前は渡さない】

暮らしのAI活用

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年賀状じまい後のつながり管理
挨拶リストをAIで整理する

📅 2026年9月更新
⏱ 読了約9分
🔖 年賀状 / 人間関係 / 挨拶 / AI活用 / 個人情報
👨‍👧‍👦
アイタロウ(3児のパパサラリーマン)
年賀状をやめてほっとした一方で、年1回の接点が消えた人たちが気になっていた会社員です。

我が家は年賀状をやめました。いわゆる「年賀状じまい」です。負担は確かに減りました。

ただ、やめてみて気づいたことがあります。年賀状でしかつながっていなかった人との接点が、静かに消えていくのです。恩師、前の職場でお世話になった人、遠方の友人。悪気はないのに、気づけば何年も連絡していない。

そこで、年賀状の代わりに「挨拶リスト」を作り、整理と回し方にAIを使うことにしました。この記事では、その手順を書きます。

ただし、この話には大きな注意点があります。相手の氏名・住所・連絡先は、AIに渡しません。 それを渡さずに、どう整理するか。ここがこの記事の主題です。

年賀状が果たしていた役割を分解する

やめてから振り返ると、年賀状はよくできた仕組みでした。

  • 年1回、強制的に接点ができる——書く理由を考えなくていい
  • 全員に一度で届く——1人ずつ連絡する手間がない
  • 相手の負担にならない——返事がなくても気にしなくていい軽さ

やめて困ったのは、この3つの役割が消えたことであって、はがきそのものではありません。手段はやめても、役割は別の形で残せるのではないか、と考えました。

挨拶リストは「自分の手元」に作る

まず、つながりを保ちたい人のリストを作りました。これは自分のスマホのメモや手帳に作ります。AIの画面には書きません。

項目は4つだけです。

番号/相手/関係/最後に連絡した時期/連絡手段
1/○○先生/高校の恩師/おととしの秋/はがき
2/○○さん/前の職場の上司/去年の春/メール
3/○○/大学の友人/今年の正月/メッセージアプリ

この時点で、「もう連絡しなくていい人」も決めます。 年賀状のときは惰性で送っていた相手もいました。やめたのを機に、本当に保ちたい相手だけを残します。ここはAIに相談する話ではなく、自分で決めることです。

リストを作ってみると、人数のわりに「最後に連絡した時期」が古い相手が多いことに気づきます。年賀状があったころは、少なくとも年1回は更新されていた欄です。

AIに渡すときは記号に置き換える

ここがこの記事の中心です。AIに整理を手伝ってもらうとき、リストをそのまま貼りません。

渡す前に、名前を番号やアルファベットに置き換えます。AIに見せるのは、こういう形です。

A/恩師/おととしの秋/はがき
B/前の職場の上司/去年の春/メール
C/大学の友人/今年の正月/メッセージアプリ
D/親戚(年上)/去年の夏/電話

AIに必要なのは「関係の種類」「間隔」「手段」だけです。誰なのかは、整理には関係ありません。番号と実名の対応表は、自分の手元にだけ置きます。

手間に見えますが、リストが数十人でも、置き換えは数分で終わります。この数分を惜しんで実名を貼ると、相手の情報を本人の同意なく外部のサービスに渡すことになります。 自分の情報なら自分の判断ですが、相手の情報は相手のものです。

AIに頼むこと:分散と下書き

記号に置き換えたリストで、AIに頼むのは2つだけです。

①12か月に分散させる

以下は連絡を保ちたい相手のリストです(記号にしてあります)。
これを1月から12月に分散させてください。
・最後に連絡した時期が古い相手を先にしてください
・年上の相手や恩師は、年始か年度の変わり目に寄せてください
・1か月あたり2〜3人までにしてください
・割り振りの理由を1行ずつ添えてください

(記号にしたリストを貼る)

年賀状は「全員に一斉」でしたが、こちらは「毎月数人に個別」です。一斉に送るより手間はかかりますが、1人ずつなら短い文でも近況が書けます。

②メッセージの下書きを作る

高校のときの恩師に、数年ぶりに近況を伝える短いメッセージの下書きを作ってください。
・伝えたいこと:子供が3人になったこと、新しいことに挑戦していること
・相手に返事を求める書き方はしないでください
・長さは5〜6文まで
・相手の名前は入れず「先生」としてください

下書きがあると、「何を書こう」で先延ばしにすることが減ります。ただしそのままは送りません。 出てきた文は、自分の言葉に直します。AIの文はていねいですが、自分らしさがありません。相手はそれに気づきます。

「言葉は最後に自分で直す」という考え方は、子供の誕生日カードをAIと作る方法でも同じことを書いています。

🖋️ たまの手書きの一筆に

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デジタル連絡が基本ですが、特にお世話になった方への年1通だけは手書きにしています。デジタル時代だからこそ、紙の一筆の重みが増しました。

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回し方:月初に数人だけ

分散した計画は、手元のリストに月を書き込んで終わりです。運用は、こうしています。

  • 月初にリストを見て、その月の相手を確認する
  • 手段は相手ごとに変える。はがきの人にははがき、メールの人にはメール
  • 送ったら「最後に連絡した時期」を更新する
  • 返事がなくても気にしない。年賀状と同じ「軽さ」を保つ

正直に書くと、始めたばかりで、全員に1周できたわけではありません。月初にリストを開く習慣がつくかどうかが、続くかどうかの分かれ目だと感じています。

手書きにするか、デジタルにするかは、相手ごとに決めています。年上の方や恩師には、年に1通だけでも手書きにしたいと思っています。下書きをAIに手伝ってもらっても、紙に書く段階は自分の手です。

AIに渡してはいけない情報

この記事でいちばん大事な節です。相手の情報は、相手のものです。 我が家で渡さないと決めているものをまとめます。

  • 相手の氏名——記号や「先生」「元上司」で足ります
  • 住所・電話番号・メールアドレス——整理にも下書きにも要りません
  • 相手の勤務先・所属・肩書き——「前の職場の上司」で十分です
  • 相手の家族構成や健康状態——「お子さんが受験だと聞いた」のような近況も、下書きには入れません
  • 過去にもらった年賀状やメッセージの写真・本文——相手が書いたものを、そのまま渡さない
  • 住所録のファイルそのもの——年賀状ソフトの住所データを貼るのは、いちばん避けたいことです

「AIに整理させたい」と思うと、ついリストをそのまま貼りたくなります。でも、整理に必要なのは関係の種類と間隔だけです。それ以上を渡す理由はありません。

AIに何を渡してはいけないかは、他の場面でも同じ考え方です。失敗しやすい例をClaude Codeの失敗例5つ|AIに任せてはいけないことにまとめています。

送る前に自分で確認すること

下書きを自分の言葉に直したあと、送る前に見ているのは次の点です。

  • 事実の間違いがないか——AIが「先日はありがとうございました」のような、なかったことを書き足すことがあります
  • 相手との距離感に合っているか——ていねいすぎる文は、かえってよそよそしく見えます
  • 相手の状況を考えたか——喪中や体調の話を聞いていたら、明るすぎる文は避けます
  • 返事を求めていないか——相手の負担にならない軽さを保ちます

とくに最初の点は要注意です。AIは、もっともらしい一文を補います。 相手には、それが作られた文だとすぐ分かります。

よくある質問

Q. 年賀状を続けている相手には、どうしていますか?

年賀状じまいの挨拶を出したうえで、その方には別の形で年1回連絡するようにしています。「やめたのに、こちらから連絡が来た」と受け取られないよう、じまいの文面で「今後は別の形でご挨拶します」と伝えておくのがよいと思います。

Q. 人数が多くて、記号への置き換えが面倒です

全員を一度にやる必要はありません。今年連絡したい人だけを先に置き換えれば足ります。それでも多い場合は、そもそもリストに残す人数を見直す合図かもしれません。

Q. 下書きをAIに頼むのは失礼ではないですか?

そのまま送るなら、私は失礼だと思います。下書きを見て、自分の言葉に直して、自分の手で送るのであれば、白紙から書き始めるための補助です。年賀状の印刷デザインを使うのと近い感覚でいます。

Q. スマホの連絡先アプリをAIに読ませたら早いのでは?

やりません。連絡先には相手の電話番号や住所が入っています。整理に必要なのは関係と間隔だけなので、連絡先アプリを読ませる理由がありません。

Q. 相手に「AIで書いた」と伝えるべきですか?

自分の言葉に直して送っているので、我が家では伝えていません。逆に言うと、「自分の言葉に直した」と言えないなら、送らないほうがいいと思っています。

📝 この記事のまとめ
  • 年賀状の役割は年1回の接点・一斉・軽さ。手段をやめても役割は残せる
  • 挨拶リストは自分の手元に作る。項目は関係・最後の連絡時期・手段
  • AIに渡す前に名前を記号に置き換える。対応表は手元だけ
  • AIに頼むのは12か月への分散と下書きの2つだけ
  • 下書きは自分の言葉に直してから送る。そのままは送らない
  • 氏名・住所・連絡先・勤務先・家族の近況・住所録ファイルは渡さない
  • 送る前にAIが補った「なかった事実」がないか確認する
  • 回し方は月初に数人だけ。返事がなくても気にしない

年賀状じまいは「つながりを切ること」ではなく、「つながり方を選び直すこと」だと思っています。AIは並べ替えと下書きの係。誰に、どんな言葉で送るかは、自分で決めます。

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