英語メールをAIで書く方法【シーン別プロンプトと、そのまま送る前の確認】

仕事のAI活用

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英語メールをAIで書く方法
シーン別プロンプトと送信前の確認

📅 2026年8月更新
⏱ 読了約11分
🔖 英語メール / ビジネス英語 / AI活用 / 仕事
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アイタロウ(3児のパパサラリーマン)
英語は得意ではありませんが、仕事でたまに英語のメールを書きます。時間はかなり短くなりました。ただし「そのまま送る」のはやめました。

英語のメールに時間がかかる理由は、単語を知らないことではありません。「この言い方は失礼にならないか」が判断できないからです。辞書を引いても、そこは書いてありません。

AIを使うと、この部分がかなり楽になります。ただしそのまま送るのはおすすめしません。理由も含めて、実際の使い方を書きます。

英語メールが遅い本当の理由

私が実際に時間を使っていたのは、ここでした。

詰まるところ やっていたこと
書き出しが決まらない 過去のメールを探して真似する
この表現は失礼か分からない 検索して例文サイトを何個も見る
断り方・催促の仕方が分からない 結局、遠回しすぎて伝わらない文になる
訳した英語が正しいか不安 翻訳して、逆翻訳して確認する

どれも「正解が分からないまま迷っている時間」です。文章を打つ時間ではありません。AIが減らせるのは、まさにこの迷いの部分です。

翻訳ではなく「状況を渡す」

一番の変化はここでした。日本語の文章を作ってから訳すのをやめました。

日本語のビジネスメールには、英語にするとかえって伝わりにくくなる表現がたくさんあります。「お世話になっております」「よろしくお願いいたします」「善処します」——これらを直訳すると、意味の薄い文が並ぶだけになります。

✕ うまくいかない頼み方

「次のメールを英訳して:いつもお世話になっております。標記の件、来週の打ち合わせについて…」

◯ うまくいく頼み方

「アメリカの取引先に、打ち合わせの日程を確認したい。候補は◯月◯日の15時(日本時間)。相手は初対面ではない。丁寧だが堅すぎない英語で」

状況と目的を渡すと、その文化で自然な形の英語が返ってきます。 日本語を経由しないほうが、結果的に伝わる文になります。

会社のルールと、渡してはいけない情報

取引先とのやりとりは、ほぼ確実に業務情報です。外部のAIサービスを業務で使ってよいかは会社ごとに違うので、まず社内ルールを確認してください。

そのうえで、私は次のものを外してから渡しています。

渡さないもの 置き換え方
相手の氏名・会社名 Mr. X/A社(完成後に自分で戻す)
メールアドレス・電話番号 そもそも文面作成に不要
契約金額・単価 「金額はここに入れる」と空欄にしておく
製品の型番・未公開の仕様 「製品A」
受け取ったメールの全文 要点だけを自分で要約して渡す

最後の1つは見落としやすいところです。相手から届いたメールをそのまま貼るのは、相手の情報を第三者のサービスに渡すことになります。返信を作りたいときも、要点だけを自分の言葉で書いて渡すようにしています。

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Claudeで英語メールを作れるようになったら、自分で内容を確認できる英語力も身につけると完璧です。

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基本のプロンプト

英語のビジネスメールを作ってください。

・相手:(例)アメリカの取引先の担当者。数回やりとりがある
・目的:(例)打ち合わせの日程を確認したい
・伝えたいこと:(箇条書きで)
・丁寧さ:丁寧だが堅すぎない
・長さ:短めに
件名も提案してください
私が伝えていない情報を追加しないでください
日本語訳も併記してください

最後の「日本語訳も併記」は必ず入れています。意味が分からないまま送るのを防ぐためです。訳を読んで、自分の意図とずれていたらそこで直します。

「私が伝えていない情報を追加しない」も重要です。入れないと、それらしい前置きや、していない約束が混ざることがあります。

シーン別プロンプト集

日程調整

・候補は3つ挙げる
時差を明記する(日本時間と相手の現地時間を併記)
・相手が選びやすいように箇条書きで

時差の併記は自分で必ず検算してください。ここをAI任せにして間違えると、実害が出ます。 私は必ず時差計算サイトで確認しています。

催促

・前回◯日に送った件について、まだ返信をもらえていない
相手を責める表現は使わない
・こちらの期限(◯日まで)を明確に伝える
・短く

催促は日本語でも難しいところです。英語だと遠回しにしすぎて伝わらないことがあるので、期限を数字で書くのが確実でした。

断る

・提案を断りたいが、今後も取引は続けたい
断る理由は「社内の事情」までにとどめ、詳細は書かない
・代案があれば添える
・丁寧に

断る理由を書きすぎないよう指定するのがコツです。放っておくと、AIは丁寧にしようとして説明を増やします。増えた分だけ、後から突かれる材料になります。

謝る・遅れを伝える

・納品が◯日遅れる
原因は事実だけを簡潔に。言い訳にならないように
・新しい期日を明記する
責任の所在を断定しないでください

最後の一行は入れておいたほうが安全です。原因がまだ調査中なのに「◯◯が原因でした」と書いてしまうと、あとで訂正することになります。

お礼

・打ち合わせのお礼
話した内容のうち、次のアクションだけ確認として入れる
・3〜4文で

お礼メールは短いほうが読まれます。ここに「次に誰が何をするか」を1行入れておくと、認識合わせも兼ねられて便利でした。

丁寧さの段階を指定する

「丁寧に」とだけ言うと、必要以上に堅い文が出てくることがあります。私は段階で指定するようにしました。

相手 指定の仕方
初めて連絡する相手・目上 「フォーマルに」
何度かやりとりのある取引先 「丁寧だが堅すぎない」
同じ会社の海外拠点の同僚 「カジュアルすぎない、普通のビジネス英語で」
親しくなった相手 「フレンドリーに、短く」

迷ったときは1段階だけ丁寧なほうを選んでいます。堅すぎて失礼になることは、まずありません。

送信前の3つの確認

①日本語訳を読んで、自分の意図と合っているか

意味が分からない英文は送らない。これを守るだけで、大きな事故はほぼ防げます。

②約束していないことを約束していないか

“We will deliver by〜” のような一文が、頼んでいないのに入っていることがあります。日付と数量は特に注意してください。

③記号にした固有名詞を、全部戻したか

“Dear Mr. X” のまま送るのが、いちばんありがちな失敗です。

英語の勉強に使う

これは副産物ですが、続けているうちに英語そのものが少し分かるようになりました。やっているのは1つだけです。

出てきた英文の中で、自分では書けなかった表現を1つ選んで、意味と使いどころを聞く。

この文の “◯◯” という表現について教えてください。
・どういうニュアンスですか
・どんな場面で使いますか
・もっとカジュアルな言い方、もっと丁寧な言い方も教えてください

全部を覚えようとすると続きません。1通につき1つだけにしたら、無理なく続いています。

AIに任せないほうがいい場面

  • 契約・見積・法的な意味を持つ文面——一語の違いが責任範囲を変えます。社内の該当部署に相談してください
  • 重大なクレームへの返信——整った文章より、こちらが状況を把握していることを示すほうが重要です
  • 相手の個人的な事情に触れる連絡(訃報・体調など)——短くても、自分の言葉のほうが伝わります
  • 金額・納期・数量が入る文面——文章はAIでもよいですが、数字は必ず自分で入力してください

よくある質問

Q. 英語ができなくても大丈夫ですか?

「読んで意味が分かる」程度は必要だと思っています。日本語訳を併記させれば内容は確認できますが、訳が本当に合っているかを最終的に判断するのは自分だからです。

Q. 相手からの英語メールを読むのにも使えますか?

使えます。ただしメール全文をそのまま貼ることになるので、社内ルールと相手の情報の扱いに注意してください。要点だけ知りたい場合でも、この点は同じです。

Q. 翻訳ツールとどちらがいいですか?

用途が違うと感じています。既にある日本語文を正確に訳すなら翻訳ツール、ゼロから英語のメールを組み立てるならAIのほうが向いていました。

Q. 毎回プロンプトを書くのが面倒です

私はよく使う4パターン(日程調整・催促・断り・お礼)をテキストファイルに保存して、コピーして使っています。プロンプトを書き直す時間自体がロスなので、最初に作っておく価値があります。

Q. どのAIを使えばいいですか?

会社の指定があればそれに従ってください。選び方はClaude Codeとは?非エンジニア向けに料金と使い方を解説にまとめています。日本語のビジネスメールについてはAIで報告書を書く方法もあわせてどうぞ。

📝 この記事のまとめ
  • 英語メールが遅い原因は語学力より「失礼かどうか判断できない迷い」
  • 日本語を訳させるのではなく、状況と目的を渡す
  • 相手の氏名・会社名・受信メール全文は渡さない。会社のルールを先に確認する
  • プロンプトに「日本語訳も併記」「伝えていない情報を追加しない」を必ず入れる
  • 丁寧さは段階で指定する。迷ったら1段階丁寧なほうを選ぶ
  • 催促は期限を数字で、断りは理由を書きすぎない、謝罪は原因を断定させない
  • 送信前に①訳を読む ②していない約束がないか ③記号を戻したかの3点確認
  • 時差・金額・納期の数字は必ず自分で検算・入力する
  • 契約文面・重大なクレーム対応はAIに任せない
  • 1通につき表現を1つだけ調べると、英語の勉強としても続く

英語メールへの苦手意識が減った一番の理由は、「ゼロから書かなくていい」と分かったことでした。ただし、送るのは自分です。内容を理解しないまま送信ボタンを押すことだけは、避けてください。

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