本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
売り込まないアフィリエイト記事の書き方
5つのルールとPR表記
アフィリエイトを始めた頃、私は「おすすめです!」「ぜひ試してください!」を連発する記事を書いていました。読み返すと、自分でも読みたくない記事でした。
先に正直に書いておくと、私のブログはアフィリエイトの収益がまだ0円です。だからこの記事は「こう書けば稼げる」という話ではありません。「読者として自分が信じられる記事はどんな記事か」から逆算して決めた、書き方のルールです。
読者は広告に敏感です。「あ、これは売りたい記事だ」と感じた瞬間、それまでの文章まで疑わしく見え始めます。信頼が消えれば、どんな名文も機能しません。
この記事では、私が自分に課している5つのルールと、2023年から始まったステマ規制でのPR表記について書きます。
なぜ売り込むと読まれないのか
自分が読者のときを思い出してみてください。何かを調べていて、「これを買えば解決!」と最初から迫ってくる記事に出会ったら、どうしますか。私は戻ります。
読者が知りたいのは、商品の宣伝文句ではなく、「自分と同じ状況の人が、実際に使ってどうだったか」です。宣伝文句なら公式サイトに書いてあります。個人ブログに来る理由は、公式に書いていない本音を知りたいからです。
だから、売ろうとするほど、個人ブログの強みが消えます。逆に、体験を正直に書いた記事は、紹介がさりげなくても「この人の言うことなら」と受け取ってもらえる可能性があります。順番は「信頼が先、紹介はあと」です。初期の私は、この順番が逆でした。
ルール①使ったもの・読んだものしか紹介しない
一番基本のルールです。自分で使っていない商品、読んでいない本は紹介しない。
体験のない商品の紹介文は、どうしても公式サイトの言い換えになります。「高機能で使いやすい」「初心者にもおすすめ」——具体的な場面が1つもない文章は、読者に「使っていないな」と伝わります。
逆に、使ったものなら「設定のここで詰まった」「この機能は結局使っていない」と書けます。その具体性が、宣伝文句にはない価値です。紹介したいものがあるなら、まず自分で使ってから。使えないものは、紹介しない。それだけです。
ルール②デメリットと「向かない人」を書く
完璧な商品は存在しません。だから、デメリットのない紹介は、それだけで信頼されにくいと思っています。
書くのは「ここは不満」「こういう人には向かない」の2つです。たとえば本を紹介するなら、「初心者向けなので、すでに運営している人には物足りないかもしれない」のように、買わないほうがいい人を先に書きます。
不思議なもので、向かない人を書くと、向いている人にはより強く届きます。「自分は向いているほうだ」と読者が自分で判断できるからです。紹介する側が「全員におすすめ」と言うより、読者が自分で決めるほうが、納得して行動できます。
ルール③主役は商品ではなく悩みの解決
記事の構造の話です。「商品を紹介する記事」ではなく、「悩みを解決する記事の途中に、たまたま商品が登場する」構造にします。
たとえば「アクセス解析が分からない」という悩みの記事なら、主役は「月1回、3つの数字だけ見る」という解決の方法です。その流れの中で、「もう少し深く知りたくなったときに読んだ本」として1冊が登場する。商品は脇役で、なくても記事が成立する状態が理想です。
この構造にすると、記事の大半は悩みの解決に使われるので、読者にとっての価値が先に立ちます。商品が主役の記事は、商品に興味がない人には最初から読む理由がありません。
ルール④リンクは1〜2個に絞る
1つの記事にリンクが何個も貼ってあると、全部が安っぽく見えます。「とにかく踏んでほしい」という気持ちが透けるからです。
本当に勧めたいものを1記事に1〜2個に絞ります。絞ると、その1つについて丁寧に書く余裕が生まれます。「どの場面で役に立ったか」「どこで詰まったか」を書ける分量が確保できるからです。
また、リンクの置き場所も大事です。記事の冒頭にいきなり置くのではなく、悩みの解決を説明したあと、読者が「もう少し知りたい」と思う場所に置きます。読む前に商品が出てくると、その時点で「売りたい記事」と判定されます。
ルール⑤PR表記を必ず入れる(ステマ規制)
ここは「書き方のコツ」ではなく、守らなければならないルールの話です。
2023年10月から、景品表示法でステルスマーケティング(ステマ)が規制対象になりました。広告であることを隠して、一般の感想のように見せる表示が問題になります。個人ブログのアフィリエイトも、広告主から報酬を受け取る仕組みである以上、広告であることを読者に分かるようにしておく必要があります。
- 記事の冒頭に「本記事にはプロモーション(広告)が含まれます」と書く——読み始める前に分かる場所に置く
- アフィリエイトリンクの近くにも「※アフィリエイトリンクです」と添える——冒頭を読み飛ばした人にも伝わるように
- 文字を小さくしすぎない、薄い色にしない——「書いてあるけど読めない」は表示したことにならない
- 利用しているASPの規約も確認する——ASPごとに表記のルールが決められていることがある
細かい要件は、消費者庁が公開している資料と、利用しているASPの規約で必ず確認してください。私が書いているのは、あくまで一般的な考え方と我が家での運用です。
表記を入れると「売りたい記事だとバレる」と心配する人がいるかもしれませんが、逆だと思っています。隠していないことが、信頼の材料になります。読者は、広告であること自体を嫌うのではなく、隠されることを嫌います。
📚 セールスライティングの本質を学ぶなら
セールスコピー大全(大橋一慶著)
「売り込まない」と「売る技術を知らない」は別物です。技術を知った上で抑制を効かせるために、この本で基礎を学びました。
※本リンクはアフィリエイトリンクです
収益0円で書いている理由
「収益0円の人がアフィリエイトの書き方を語るのはどうなのか」と思われるかもしれません。もっともです。
それでも書いているのは、このルールが「稼ぐための技術」ではなく「読者に嘘をつかないための線引き」だからです。収益があってもなくても、守るべき線は変わりません。むしろ収益がない段階だからこそ、「1件でも欲しい」という焦りで線を越えないように、先に決めておく必要がありました。
私のブログの現状は、運営約4か月、公開79記事、収益は0円です。この数字を隠して「稼げるアフィリエイト術」を書くこともできますが、それは自分が読者なら信じない記事です。実際の数字はAI副業ブログは稼げる?4か月・79記事で収益ゼロの実データで公開しています。
これからアフィリエイトを始める方は、ルールを決める前にASPへの登録が必要です。登録の順番はアフィリエイトASPおすすめ4選【初心者向け】にまとめています。
AIで下書きするときの注意
紹介文をAIに手伝ってもらうこともできますが、アフィリエイト記事は特に注意が必要です。AIは頼めば頼むほど「売る文章」を書いてくるからです。
・メモに書いていない感想・効果・数字は加えないでください
・「おすすめ」「必見」「劇的」などの宣伝用語は使わないでください
・メモにあるデメリットは必ず残してください
(自分で書いたメモ:使った場面/よかった点/不満な点/向かない人)
ポイントは、メモを自分で先に書くことです。AIに「この商品のレビューを書いて」と頼むと、使っていない人が書いたような一般論が返ってきます。それはルール①に反します。
- ASPの管理画面のスクリーンショットや報酬額——アカウント情報が写り込みます
- アフィリエイトリンクのURLそのもの——渡す必要がありません。本文を書いてから自分で貼る
- 「この商品を紹介すべきか」の判断——使ったかどうかは自分しか知りません
- PR表記の要否の判断——法律やASP規約に関わることは、AIの答えではなく公式の資料で確認する
AIが書いた文章は、公開前に必ず自分で読み直してください。とくに「多くの人が」「圧倒的に」のような、根拠のない強調が紛れ込んでいないかを確認します。見つけたら削るか、自分の体験に置き換えます。
よくある質問
Q. デメリットを書くと、買ってもらえなくなりませんか?
買わない人は増えるかもしれません。でも、その人はデメリットを知らずに買っていたら、あとで後悔していた人です。向いている人だけに届く記事のほうが、読者にとっても、紹介する側にとっても健全だと思っています。
Q. PR表記はどこに書けばいいですか?
私は記事の冒頭と、リンクの近くの2か所に書いています。「読み始める前に分かる」ことが大事なので、記事の一番下だけでは不十分だと考えています。細かい要件は消費者庁の資料とASPの規約で確認してください。
Q. 使ったことのない商品を頼まれたらどうしますか?
断るか、まず自分で使ってから書きます。使えないものは書きません。書けるものが減りますが、読者に嘘をつかないほうを選びます。
Q. 収益がないなら、アフィリエイトはやめたほうがいいですか?
私はやめていません。ただ、収益を目的にすると焦って線を越えそうになるので、「読者の悩みを解決する記事を書く。その中で本当に役に立ったものだけ紹介する」という順番を守っています。収益はその結果として、あればいい、くらいに考えています。
Q. 商品リンクより、記事のテーマ選びが先ですか?
そうです。「何を売るか」から考えると、記事は売り込みになります。「誰のどんな悩みに答えるか」から考えて、その解決の途中に自然に商品が出てくるかどうかを見ます。出てこなければ、その記事にリンクは要りません。
- 売り込みを感じた瞬間、読者の信頼は消える。順番は「信頼が先、紹介はあと」
- ルール①使ったもの・読んだものしか紹介しない
- ルール②デメリットと「向かない人」を書く。向いている人にはより届く
- ルール③主役は悩みの解決。商品はなくても記事が成立する脇役
- ルール④リンクは1〜2個。置き場所は解決を説明したあと
- ルール⑤PR表記は必ず。冒頭とリンクの近くに。ステマ規制とASP規約を確認
- AIに書かせるときは自分のメモが先。宣伝用語と根拠のない強調は削る
- 私自身は収益0円。このルールは稼ぐ技術ではなく、嘘をつかないための線引き
アフィリエイトで悩んでいる方は、一度「売ること」を忘れて、自分の体験を正直に書いてみてください。私もまだ途中ですが、少なくとも、自分で読み返して恥ずかしくない記事にはなりました。

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