週末の作り置きリストを
AIで作る方法
作り置きは、やると平日が楽になります。やったのに楽にならない日もあります。我が家の失敗は、日曜に3時間かけて5品作ったのに、子供が好きな2品が月曜と火曜で消えて、水曜以降は誰も食べない3品だけが残ったことでした。
献立を決める話は、以前に書きました。この記事はその先の話で、「作り置きとして、何を、何品、どれだけの量、何日もつように作るか」の段取りです。献立と作り置きは似ていますが、作り置きには「日持ち」と「飽き」という別の問題があります。
AIには、その段取りの表を作らせています。何を作るかは我が家の定番から選び、AIは「量と順番と日持ち」を並べるだけです。
献立と作り置きは何が違うか
| 献立 | 作り置き | |
|---|---|---|
| 決めること | どの日に何を食べるか | 週末に何を何品、どれだけ作るか |
| 失敗の形 | 材料が足りない | 早く消える・飽きる・傷む |
| 必要な情報 | 家族の好み・買い物 | 日持ち・量・冷蔵庫の空き・作る順番 |
献立の決め方は献立をAIに任せる方法【週1回の頼み方と、任せてはいけない判断】に書きました。この記事は、献立が決まったあと、「そのうち週末にまとめて作る分」をどう組むかです。
①渡すもの【定番リスト・人数・冷蔵庫の空き】
AIに新しい料理を提案させることはしません。我が家で「作ったことがあって、子供が食べた」料理のリストから選びます。新しい料理を作り置きすると、誰も食べずに残ったときの損失が大きいからです。
渡すのは、次の4つです。
肉じゃが/鶏の照り焼き/きんぴら/ひじき煮/ゆで野菜/ミートソース/
豚汁の具/ゆで卵/切り干し大根/浅漬け
人数:大人2・小学生2・未就学児1(未就学児は大人の半量)
作り置きでまかなう食事:月〜木の夕食の主菜1品と副菜1品
冷蔵庫の空き:保存容器で大4・中4
週末に使える時間:日曜午後の2時間
先週の反省:肉じゃがが月曜で消えた。ひじきが木曜まで残った
「先週の反省」を1行入れるのがコツです。何が早く消えて、何が残ったかは、我が家にしか分からない情報で、これがあると翌週の量の配分が変わります。
②AIに頼む【実際のプロンプト】
・料理は「定番リスト」の中からだけ選んでください。新しい料理は提案しないでください
・月〜木の夕食で、主菜1品・副菜1品を作り置きでまかないます
・表は「料理・何人分(何食分)・保存容器の大きさ・冷蔵で何日目まで・食べる日」の5列
・日持ちの短いものは早い日に、長いものは後の日に割り当ててください
・同じ料理が2日続かないようにしてください
・「先週の反省」を反映して、早く消えたものは多めに、残ったものは少なめか外してください
・保存容器の数(大4・中4)を超えないでください
・日持ちの日数は一般的な目安として書き、「必ず自分で確認」と添えてください
(①の内容)
「定番リストの中からだけ」を最初に置きます。これがないと、AIは「彩りのために」と新しい料理を足してきます。作り置きに「彩り」は要りません。食べられることが全部です。
「日持ちの短いものは早い日に」は、当たり前のようで、自分で組むと忘れます。ゆで野菜を木曜に回して、しなびていたことがあります。
③返ってくる表と、直す場所
返ってきた表を、我が家で使う形に直したものです。
ゆで野菜 4人×2食 中1 2日目まで 月・火
鶏の照り焼き 4人×2食 大1 3日目まで 月・水
肉じゃが 4人×2食 大1 3日目まで 火・水(多めに)
きんぴら 4人×2食 中1 4日目まで 火・木
ミートソース 4人×1食 大1 4日目まで 木
切り干し大根 4人×1食 中1 4日目まで 水
※日持ちは目安。必ず自分で確認
直したのは2か所です。
- 肉じゃがを「多めに」——先週の反省を反映していましたが、我が家の消え方はそれでも足りないので、さらに増やしました。AIは「多め」の程度を知りません
- ひじきを外した——AIは「残ったので少なめに」と入れてきましたが、残る料理は作らないほうが早い、と判断しました
④作る順番も出させる
表が決まったら、「この6品を日曜午後の2時間で作る順番」を続けて聞きます。「煮込み時間の長いものから火にかけて、その間にゆでる・切る」の並びが返ってきます。
私は料理が得意ではないので、この「順番」が一番助かっています。自分で組むと、1品ずつ順に作って、2時間で4品しかできませんでした。
ただし、順番はコンロの口数と鍋の数で変わります。「コンロは2口、大きい鍋は1つ」と伝えないと、3つ同時に火にかける順番が返ってきます。
日持ちの数字は信じすぎない
ここは、はっきり書いておきます。AIが書く「冷蔵で3日目まで」は、一般的な目安であって、我が家の冷蔵庫と、その日の気温と、作り方を知りません。
我が家では、次のようにしています。
- AIの目安より1日短く見る——「3日目まで」なら、2日目までに食べ切る前提で組む
- 食べる前に、見た目とにおいを自分で確かめる——目安の日数内でも、おかしければ捨てる
- 夏場は作り置きの品数を減らす——日持ちの目安を短くするより、そもそも作らない
- 小さい子供が食べるものは、特に短く——未就学児の分は、2日目までにしています
食中毒の判断は、私にはできません。保存の基本は、公的機関(自治体や省庁)の食品衛生の案内で確認してください。AIの表は、その基本の上で「どの順番で食べるか」を組むための道具です。
AIに渡してはいけない情報
作り置きの計画に、家族の個人情報は要りません。
- 家族の氏名・年齢——「大人2・小学生2・未就学児1」で足ります
- アレルギーや持病の詳細——「卵を使わない」のように、料理の条件として書くだけにします。「上の子が〇〇アレルギーで」とは書きません。アレルギーのある食材は、定番リストに最初から入れなければ済みます
- 冷蔵庫の中の写真——「何が残っているか見て」と渡したくなりますが、生活が写ります。残り物は自分で打ちます
- 家を空ける日程——「水曜は外食」は書いても、「水曜は〇〇へ旅行」とは書きません
やってみてどうだったか
- 「水曜以降に誰も食べないものだけ残る」はなくなりました——食べる日を先に決めるので、残るものが減りました
- 2時間で6品作れるようになりました——順番を出させる効果です。以前は4品でした
- 買い物が減ったかは分かりません——計っていません。家計簿の記事で書いた方法で食費を追っていますが、作り置きの効果だけを切り出せていません
家計簿のつけ方は家計簿をAIで自動化する方法【クレカ明細を貼るだけ】に書きました。食費への効果は、そのうち分かったら追記します。
よくある質問
Q. 定番リストが少ないです
5品あれば回ります。我が家も最初は5品でした。新しい料理は、平日に1品ずつ試して、子供が食べたら定番に足します。作り置きで試さないのが、失敗しないコツです。
Q. 冷凍も含めて計画できますか?
できます。「冷凍できるもの」を定番リストに印を付けて渡すと、「冷凍して翌週」の列が増えます。ただ、冷凍の日持ちも目安なので、同じく短めに見ています。
Q. レシピも出させていますか?
出させていません。定番リストの料理は、作り方を知っているものだけです。レシピを見ながら作る料理は、作り置きに向きません。時間が読めないからです。
Q. 妻(夫)と作り置きの分担はどうしていますか?
我が家は、計画表を作るのが私、作るのは2人で1時間ずつです。表があると、「次はこれをやって」が言いやすくなりました。順番の表を冷蔵庫に貼って、2人で見ています。
Q. AIなしでも同じ表を作れますか?
作れます。この記事の表の形を、紙に書けば同じです。私がAIを使うのは、「日持ちの順に並べる」「容器の数に収める」「作る順番を組む」をまとめて5分でやってくれるからで、考え方そのものはAIなしで真似できます。
- 作り置きの失敗は早く消える・飽きる・傷む。献立とは別の問題
- ①渡すのは定番リスト・人数・まかなう食事・容器の数・時間・先週の反省
- ②プロンプトに「定番リストの中からだけ」「日持ちの短いものを早い日に」「容器の数を超えない」
- ③表は料理・分量・容器・目安・食べる日の5列。「多め」の程度は自分で直す
- ④作る順番も出させる。コンロの口数と鍋の数を伝える
- 日持ちはAIの目安より1日短く。食べる前に自分で確かめる。基本は公的機関の案内で
- 家族の氏名・アレルギーの詳細・冷蔵庫の写真・外出の理由は渡さない
- 残る料理は少なめにするより作らない
作り置きでAIが役に立ったのは、「何を作るか」ではなく、「何日目に何を食べるか」と「どの順番で作るか」を表にしてくれたところでした。料理そのものは、我が家の定番のままです。木曜に途方に暮れる日は、いまのところ戻ってきていません。

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