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大掃除をAIで分割計画する
場所リストを週ごとに割り振る
年末の大掃除は、いちばん忙しい時期に、いちばん寒い中でやることになります。子供が3人いると、掃除の途中で何度も中断が入り、結局終わらないまま年を越すこともありました。
今年は、大掃除を年末にまとめてやるのをやめて、週ごとに分けてみることにしました。分ける作業にAIを使っています。
この記事では、家の場所リストを作って、AIに週ごとに割り振ってもらう手順を書きます。まだ1年回しきっていないので、「慌てなくなった」とは書きません。 やっている途中の記録として読んでください。
年末にまとめてやるのがつらい理由
振り返ると、年末の大掃除がつらいのは、汚れの量より「一度に全部やろうとすること」が原因でした。
- 12月は仕事も家庭の行事も重なっていて、まとまった時間が取れない
- 寒い時期の水仕事はつらく、油汚れは気温が低いと落ちにくい
- 「どこからやるか」を考えるだけで腰が重くなる
- 全部やろうとして、結局どこも中途半端に終わる
大掃除を年末にやるのは、慣習であって決まりではありません。汚れの種類ごとに、やりやすい時期に分ければいいのではないか、と考えました。
まず「場所リスト」を自分で作る
AIに頼む前に、家の中で掃除したい場所を、自分で書き出します。 ここはAIに任せません。家の間取りや汚れ方は、家ごとに違うからです。
我が家では、部屋を歩きながらスマホのメモに書きました。こんな感じです。
窓ガラス(リビング・寝室・子供部屋)/網戸/サッシの溝
エアコン(フィルター)/照明のカバー
お風呂の天井とドア/排水口/洗面台の下
トイレの壁と床/玄関のたたき/靴箱の中
ベランダ/カーテンの洗濯/布団の整理
コツは「場所」だけでなく「何の汚れか」を1つ添えることです。油汚れ、カビ、ほこり、水あか。これがあると、AIが時期を考えるときの材料になります。
書き出してみると、思ったより場所の数が多いことに気づきます。年末の数日で全部やるのは、そもそも無理があったのだと分かりました。
AIに週ごとに割り振ってもらう
場所リストができたら、AIに渡します。使っているのはClaudeですが、ChatGPTでも同じように頼めます。
・1週あたり1〜2か所、作業は合計1〜2時間で終わる量にしてください
・油汚れは暖かい時期、カビ対策は梅雨の前、というように汚れの種類と季節の相性を考えてください
・割り振りの理由を1行ずつ添えてください
・リストにない場所は勝手に足さないでください
・12月は空けておいてください
(場所リストを貼る)
大事なのは、「理由を添えて」「勝手に足さないで」の2つです。理由があれば、あとで自分で入れ替えるときの判断材料になります。勝手に足されると、やることが増えて続かなくなります。
出てきたものは、たとえば「換気扇は気温が高くて油がゆるむ夏」「窓と網戸は花粉が落ち着いたころ」「エアコンのフィルターは使い始める前」のような割り振りでした。理屈は分かるものが多かった一方で、我が家の事情に合わない部分もありました。 それが次の作業です。
出てきた計画を自分で直す
AIの案は、あくまでたたき台です。そのまま使わず、自分で直します。 我が家で直したのは、こんなところです。
- 家族の行事と重なる週を外した——運動会や帰省の週に掃除は入れられません
- 子供が手伝える作業は、休日の週に寄せた——靴箱の整理や窓拭きは一緒にやれます
- 道具を買う必要がある作業は、買い物の週の翌週に動かした
- ベランダは天気に左右されるので、「雨なら翌週」と注記を入れた
直したあとの計画は、共有カレンダーに入れました。月初と作業の週に通知が来るようにしています。カレンダーに入れるのは自分の手でやります。AIに自動で入れさせると、間違いに気づけません。
週に1回、予定を見直す習慣があると、この手の計画は続きやすいと感じています。その仕組みはタスク管理が続かない人へ【AIで週1回整理するだけの仕組み】に書いています。
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月1〜2時間の掃除を時短してくれる掃除家電。特にベランダや網戸は、道具の力で作業時間が3分の1になりました。
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回し方:週1回、1〜2か所だけ
計画を作っただけでは、掃除は進みません。我が家の回し方は、こうしています。
- 週末のどちらかの午前中に、その週の1〜2か所だけやる
- 終わったらカレンダーの予定に「済」と書く。書けなかった週は翌週に回すだけで、自分を責めない
- 2週続けて飛ばしたら、計画そのものを見直す(量が多すぎる合図)
「今週は換気扇だけ」と決まっていると、取りかかるまでの腰の重さが違います。何をやるかを考える時間が、いちばんの負担だったのだと気づきました。
ただ、正直に書くと、計画どおりに進まない週もあります。子供の体調不良や仕事の繁忙で飛ぶこともあります。飛んだら翌週に回す、それだけです。年末に全部やろうとしていたころより、飛ばしたときの被害が小さいのは確かです。
やり方を調べる作業にもAIを使う
「換気扇の油汚れの落とし方」のような手順を調べる作業にも、AIを使っています。作業当日に「必要な道具と手順を箇条書きで」と聞けば、買い物リストと手順がまとまって出てきます。
・洗剤を混ぜてはいけない組み合わせがあれば、最初に書いてください
・素材を傷める可能性がある方法には、その旨を添えてください
ただし、洗剤の扱いと素材の相性は、必ず自分で確認します。 洗剤の裏面の注意書きと、家電や設備の取扱説明書のほうが優先です。AIの手順は「何を確認すればいいか」の目安として使っています。
家事の別の場面でも、AIに任せる部分と任せない部分を分ける考え方は同じです。献立の話は献立をAIに任せる方法【週1回の頼み方と、任せてはいけない判断】に書きました。
AIに渡さない情報と、自分で確認すること
掃除の計画に、家の細かい情報は要りません。渡さないと決めているものです。
- 住所やマンション名、間取り図の画像——「窓3か所」「お風呂」で足ります
- 家を空ける日程——「帰省の週は外して」ではなく、その週を自分で外します
- 家族の名前や年齢——「子供が手伝える作業」で十分伝わります
- 設備のメーカー名や型番——手順を調べるときも、型番は渡さず取扱説明書を自分で見ます
そして、自分で最終確認することは次の3つです。
- 洗剤の使い方と、混ぜてはいけない組み合わせ
- 高いところや電気まわりの作業の安全
- その週にやれる体力と時間があるか(計画より体調が優先)
よくある質問
Q. 12月に大掃除はまったくやらないのですか?
「点検だけ」にするつもりで12月を空けています。ただ、我が家はまだ1年回しきっていないので、実際にどうなるかはこれからです。年末に気になる場所が残っていたら、そこだけやる予定です。
Q. 計画がずれてきたら、作り直しますか?
ずれた分をAIに貼って「残りを来月以降に割り振り直して」と頼めば、たたき台はすぐ出ます。直すのは自分という点は最初と同じです。
Q. 家族と分担するには?
カレンダーに入れるとき、担当を一緒に書いています。「窓:父」「靴箱:子供と一緒に」のようにです。担当が空欄の週は、週末の予定を見るときに決めます。
Q. AIに頼む必要はありますか?紙でもできそうです
紙でもできます。AIを使う利点は「汚れと季節の相性」を自分で調べなくていいことと、ずれたときの割り振り直しが早いことです。それ以外は、紙と同じです。
Q. 掃除家電を買うべきですか?
まずは今ある道具で1周してみてから考えるのがよいと思います。分割してみると「思ったより手間がかからない場所」も分かります。買うかどうかは、そのあとで判断できます。
- 年末の大掃除がつらいのは「一度に全部やろうとすること」が原因
- 場所リストは自分で作る。「場所+汚れの種類」を1行ずつ
- AIには週ごとの割り振りを頼む。「理由を添えて」「勝手に足さないで」「12月は空けて」
- 出てきた案は家族の行事・子供の手伝い・道具の準備に合わせて自分で直す
- カレンダーへの入力は自分の手で。自動入力はさせない
- 回し方は週1回、1〜2か所だけ。飛んだら翌週に回す
- やり方を調べるのにもAIは使えるが、洗剤と素材の確認は自分で
- 住所・間取り図・留守の日程・家族の名前は渡さない
大掃除は、まとめてやるから大変なのだと思います。分けて、週に1か所ずつ。 年末に慌てなくなるかどうかは、この冬に確かめてから、また書きます。


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